2014年12月9日火曜日

小型スクーターに噂のLEDヘッドランプを取り付けました

先週の土曜日は、小型スクーターのスズキ・アドレスV125で、W800をはじめとするカワサキのオートバイの試乗をしに大阪に出かけた話をしました。お昼すぎに試乗も終わったので、そこから先、どこに行こうか考えたところ、以前にも出かけたことのある、大阪伊丹空港近くのバイクショップ、バイク王ダイレクトSHOP171号伊丹店に出かけることにしました。GooBikeで検索したところ、この店にも中古のW800の在庫があるようなので、それを見に行きたかったのです。

カタログと見積書をいただき12時30分にカワサキのショップを出発、京阪国道を大阪駅方面に進みますが、大阪駅周辺の渋滞をパスするための高架道があるのを知っていました。そこを通れば、そのまま淀川をわたって千里方面に行くことができるのですが、この高架道を原付二種であるアドレスが走って良いものか、わからなかったので、他に原付二種が入っていかないかを、手前の交差点を先頭で信号待ちしているときに観察していたところ、原付二種スクーターが入ってゆくのが見えました。また、高架の入口に「原付走行禁止」という標識も見え、この場合は原付二種はOKで、原付一種すなわち50ccがNGということになります。

この高架道は反対方向をクルマで走ったことはありますが、無料で走れる首都高速道路といった雰囲気で、素晴らしい道です。信号からダッシュして、高架道に一番乗りで最初のカーブに差し掛かりました。まさに首都高速の気分です。そのまま、新大阪方面に新淀川を渡りますが、この区間は高速道路そのものといった雰囲気です。こんなちっぽけなスクーターで走って良いものか、他車に迷惑をかけていないか心配になりましたが、交通の流れを邪魔することはありませんでした。70km/h前後の巡航であれば問題ありません。

中国道と平行する国道を西に向かえば、大阪伊丹空港方面に行くことはわかっていましたが、初めての道は心細くなります。贅沢を言えば、この小さなバイクにもナビが欲しくなるところです。

この国道121号も準・高速道路といった雰囲気のハイウェイです。場違いな小型スクーターですが、ちょっとした信号渋滞と無関係に進むことができ、まさに通勤特急の面目躍如といったところでしょうか。

13時15分に、バイク王ダイレクトSHOP171号伊丹店に到着しました。前回きたときに、バイク王にはバイク用品ショップも併設してあるような理解でしたが、バイク王は中古バイクの売買をやっているブースだけで、バイク用品を扱うブースは「バイクセブン」という、別のショップのようです。たまたまこの建物に先にあったバイクセブンに、バイク王ダイレクトSHOPが同居しているというものでした。



今日は現金の持ち合わせは多くありませんでしたが、まぁ、ちょっと散財してもいいかな、という精神状況?でしたので、バイク関連グッズを何か買おうと思いました。先程ちょっと欲しくなったバイク用ナビか、GoProより使い勝手の良いアクションカメラか、はたまたLEDヘッドランプか、というところでした。

バイク用ナビは4万円前後し、予算オーバーです。アクションカメラは2万円以下の、価格.comなどネットで製品の評価を知識として入れてから検討すべきだと思いました。そこでLEDヘッドランプが購入の最右翼に浮上してきたのですが、この評価はすでにネットをみて検討済みでした。それに、アドレスV125専用設計の製品が出ているということで、これは夜間の安心につながると考え、取り付け工賃4,000円と合わせて20,500円ほどの買い物となりました。

 http://www.bolt.co.jp/bike-led-headlight/led-ribbon_headlight_installation_address-v125g.asp

実は翌週の土日であれば、この取り付け工賃無料キャンペーンをやっているというのことでしたが、来週はスケジュールの都合で来店できないので、せっかくなので工賃がかかっても、ここで取り付けてもらうことにしました。取り付け自体は、やろうと思ったら自分でもできます。フロントカウルを外して、メーターの豆球をLEDランプに換えた実績がありますし、配線のギボシ端子のかしめも工具を持っているので大丈夫でしたが、光軸の調整が素人には難しいと考えたので、工賃を払っても、ここでやってもらうことにしました。それに、帰宅時にLEDヘッドライトの威力をさっそく、実感したかったというのもあります。

50分ほどで作業が終わり、明るい時間帯での光り具合を確認しました。まさにスーパーホワイトの光ですね。早めに出発し、家路を急ぎました。東行きの171号は随所で渋滞が発生していましたが、こんなときには小型スクーターの独壇場です。吹田からは南行きの近畿自動車道と平行して走りますが(外環状線)、途中でみぞれ混じりの雨、それとも雪?が降ってきたのにはびっくりしました。寒いわけです。



外環状線を八尾で東向きに入るところ、行き過ぎて大和川を渡り、松原市から藤井寺市へと向かいました。知らない道ですし、すっかり暗くなりましたが、スーパーホワイトのヘッドライトの光が、前方を光々と照らしてくれます。光軸の調整も問題ないようで、水平以上のグレア光(眩しい余計な光)はかなりカットされている様子でした。

この光の威力は周囲のクルマをはるかに上回るものです。クルマのHIDヘッドライト、それも純正のヘッドライトは決して明るいわけではありません。私のクルマもそうです。後付のHIDの場合は明るいようですが、このLEDは、消費電力がノーマルランプの1/3ほどで、それを考えると明るすぎだと思いました。

また、エンジン始動と同時にヘッドライトが点灯しますが、ライトに向かう電流が少なくなったためか、始動性も良くなっているようです。これも嬉しい副作用みたいなものです。とてもいい買い物をしたと、一人悦に入りながら、2時間ほどで自宅に到着しました。

このLEDヘッドライト、できれば大型バイクにも取り付け、夜間の安心をさらに高めたいところですが、バイクセブンの店員によると車検に引っかかる可能性があるとのことでした。125ccのスクーターは車検がないので、こういう問題がありません。LEDランプのメーカーとしては、車検も大丈夫とのことのようですが、車検の検査員によって判断が分かれたり、光軸がちょっとでもずれていると落ちる可能性があるというのです。また、車種によってはヘッドライト後方の工作も必要になるようです。熱に弱いLEDランプは、根本のところに放熱フィンが取り付けられていますが(今回取り付けた製品は放熱リボン)、これが邪魔をして、ランプ取付部位の形状によっては取り付けできない場合があるといいます。

翌日は、前かごが腐食してきたので、取り外しました。少しはかっこよくなったでしょうか。




本日の走行距離: 122km