先日の月曜日、八尾カワサキ東大阪店(Kizukiレンタル819東大阪)にて、カワサキZRX1200DAEGを8時間レンタルしました。伝統あるこのネイキッドが、いよいよファイナルを迎えるのを前に、ぜひとも乗っておきたかったのです。いやなに、実は購入を考えているのでした。
私が乗っていたYAMAHA XJR1300(2003年キャブレター最終型)と比べてどうなのか、そのあたりを中心にインプレを交えて報告したいと思います。なお、先日短い試乗をしたのですが、XJR1300でやや感じていた、ビッグネイキッドとは思えない軽さに驚いたという事実を伝えておきます。
レンタルした時間は午前10時30分、返却予定は18時30分です。今回は、高速道路で一気に淡路島に行き、島内は幹線道路を中心に反時計回りに走ることにしました。
まず、またがると足つきは結構厳しいです。私の身長は165cmで、両足のつま先がかろうじて地面に届く程度です。もちろん、片足ならば多少は改善するものの、立ちごけは避けたいのでできるだけ車体を垂直に保ち、両足をなんとかつけて支えることに終始しました。
クラッチを握りニュートラルから1速に踏み込むときは、ガシャン!というカワサキ独特の?デリカシーのないシフトショックがあるものですが、このマシンでは、それを感じるときとそうでないときがありました。さっそく阪神高速に入ります。
都市高速や高速道路でのクルージングはすこぶる快適です。80km/hで流すのが気持ちが良いというのは、XJR1300の時に感じていたことですが、ビキニカウルを装備したDAEGの場合、そこから100km/hを超えるほどの速度域でも、XJRで感じていた風圧を感じません。もちろん最小のカウルであり、基本的には風防効果には期待できないのですが、ないよりあったほうがましですし、今回の試乗を終えて、風のストレスを終始気にすることがなかったのは、こいつのおかげでしょう。
最初の休憩は、明石海峡大橋を渡ったところにある、淡路サービスエリア(下り)です。休日にもかかわらず、この日はあまりバイクが駐車していませんでした。
高速道路での車線変更は、思った通りのレーンをトレースできる行儀のよさです。普段私がのるアメリカンではそういうわけにはいきません。アメリカンのもっさり感とは違うきびきびとした動き。そうそう、これがネイキッド、いや、スポーツバイクの血統ですね。