昨日から今日にかけ、XV1900CUレイダーをYSP枚方南に預け、FZ1フェザーから取り外したナビと、バックレスト・ベースを取り付けてもらいました。バックレストとは後席ライダーの背もたれのことです。着々とタンデム・ツーリング仕様に向けて投資しています。バックレストを装備すれば、後席ライダーの居住性は飛躍的に向上します。後ろに振り落とされる心配がなくなります。
さて、今回なぜバックレスト本体ではなく、ベースだけなのかと言えば、バックレストは米国からの取り寄せになるとのことで、1月まで入荷しないとのことでした。ヤマハの用品部門であるワイズギアの最新カタログにも掲載されているにもかかわらず、国内では在庫切れだというのです。そこで、現時点で入手できるベースだけ取り付けてもらうことにしたのです。このベースについては、下の写真をみてください。(この写真はネットから借用)
赤線で囲まれた部分がバックレストベースで、その上のクッションがバックレスト本体です。バックレストベースには背の高いロングタイプと低いショートタイプの二つがあるのですが、背もたれとしての性能はロングタイプが良いのですが、あまりに高いためにスタイルを損なってしまうのです。それで、ショートタイプを選択しました。実際に選んだものは写真のつや消しブラックではなく、メッキのクロームタイプです。
それにしても、XV1900CUは希少車で輸出モデルとはいえ、オプション・パーツの供給体制はしっかりしてもらいたいですね。そこはクルーザーの本家ハーレー・ダビッドソンのほうが、豊富さに加え供給体制でもしっかりした印象を持ちます。
上の写真は取り付けた状態です。バックレスト本体がないと、金属だけが上のほうに向かって突出した状態ですが、早く1月に到着するのが楽しみです。この状態だと「工事中」という感じです(笑) ナビはハンドルの真ん中やや左側に取り付けられました。こちらはいい感じです。
さて、取り付け作業のために1泊2日レイダーをYSPに預けたのですが、ありがたいことに代車が借りられました。現行車種ではありませんが、ホンダ・スペイシー100です。走行距離は14000kmとそれほど多くないにもかかわらず、サスペンションがへたってギャップを乗り越えるのが苦痛ですが、エンジン音が静かなこと、そしてアドレスV125と比べて安定した走りが光りました。この機種は中国製とのことです。
フロントから受ける印象は、愛嬌のあるカモノハシといった感じですね。私が乗るスズキ・アドレスV125と異なり、ヘッドライトがハンドルではなくボディ側についています。ウインカーはポジションランプも兼ねていて、こちらも常時点灯します。実はこのウインカーポジション兼用ランプ、安全性の上でとてもありがたいです。ヘッドライトだけが光るだけでは、その物体が何であるかは良くわからないと思います。二つのオレンジ色のポジションとヘッドライトの組み合わせで、これが二輪車であることが明示されると思います。
大阪の外環状線を北上し、大東2りんかんに初めて行ってみました。レイダーに取り付けるツールバッグを選んでみたのですが、レイダーのフロントにバッグを取り付けてしまうと、その端正なルックスが損なうような気がしましたので、これは止めることにしました。
大阪の外環状線、実は私にとって懐かしい道です。というのは、神奈川県に住んでいた10年前2005年の11月、大東市の文化会館で行われた、少食の伝道師として有名な甲田光雄医師とサンプラザ中野くんの講演会に参加するため、BMW R1200RSで朝から高速道路をブッ飛ばして西名阪道の藤井寺インターでおり、外環状線を北上して大東市までいったことがあるからです。あのときは大阪の地理など全く知りませんでしたから、よく来られたものだと我ながら今さらのように感心しています。
ちなみにその2005年の秋から、私は一日2食にして、体重を10kg近く落とし、いまでもほとんど維持しています。
スペイシー100ですが、排気量が少ないものの、同じ10インチタイヤとはいえ、ホイールベースが長いためか、走りがとても安定しています。最初の発進加速こそアドレスに比べてダルいのですが、中間加速は悪くありません。60km/hプラスアルファで幹線道路の交通の流れに十分についていけます。
燃料供給装置はインジェクションではなくオートチョーク付きのキャブレターとのことですが、寒冷始動時のアイドリングがチョット高めで、スロットルを1mmひねっただけで発進してしまいました。加速を感じるというよりは、新幹線のような直線的な加速を見せますね。私は好きです。
YSP枚方南では、そんな私の心を見透かしているかのように、1台の125ccスクーターが店頭にドテーン!と待ち構えていました。空冷エンジン搭載のヤマハ・アクシストリートです。
実は私のアドレスV125、いまでも元気いっぱいに走ってくれるのですが、どうも加速がダルくなってきたのです。おそらく駆動系の部品交換を含むかなり綿密なメンテナンスが必要だと思っています。それを行うには消耗品の交換が必要で、おそらく7万円か8万円してしまうと思います。
原付2種のスクーターは乗りつぶす人が多いとのことで、中古車市場にはあまり台数が出ないのかもしれません。走行距離2万キロで駆動系のメンテナンスが必要ということからは、2万6千キロ走っているアドレスV125は、このまま何もしなければ、乗りつぶしモードに入ってきたようです。
原付2種スクーターにおけるアクシス・トリートの位置づけですが、タイヤサイズが原付1種同等の10インチです。ただし、アドレスV125に比べてやや太い。そしてホイールベースも長いです。ホイールベースに関してはスペイシー100とアドレスV125の中間というところでしょうか。原付のような使い勝手のよさと、シグナスX-SRには及ばないものの、安定性をかもし出せるホイールベースに設定されていると思います。
リアタイヤはホイールハウスの中に単純に収められているのではなく、タイヤのすぐ上を別のフェンダーが覆っています。これはアドレスV125にはない装備でして、雨の日にリアタイヤの天井部分がどろどろになることを防いでくれます。とても良い装備だと感心しました。
ちなみにこの2014年型アクシス・トリート、2012年9月に中古で買った2006年型アドレスV125と同じ車両本体価格です。アドレスが2万キロ近い走行距離でしたが、こちらは1万キロ行っていません。カラーのメタリックブラウンも大人の雰囲気が漂っていい感じです。キャリアが標準装備され、手持ちのGIVIケースがそのまま取り付けられます。
うーん、迷いますね。買っちゃおうかなぁ。。。
追記: 国内二輪業界は以前からEUと同様に「普通免許で125ccまでの二輪を運転できる」ように要望しているようですが、私は賛成です。免許制度は先進国では統一してもいいと思っています。また、一人で自動車通勤している人の一部が二輪通勤にシフトすれば、渋滞解消と省資源につながるからです。事故の増加は心配されますが、同時に道路インフラや教育システムなど多角的な取り組みが必要でしょう。なにより、二輪車への理解が広まることに期待したいです。