1980年代後半はバブルの絶頂期で、ボディコンとかディスコとか、そんな若者文化が花盛りだったかもしれないし、ときに先輩の影響を受けてユーロビートを聴いていたこともあったが、世間の主流にハマることなく学生時代を過ごしていたように記憶している。
母校の最寄の駅は都営地下鉄三田線の御成門駅だったが、健康を考え、あえて遠くの新橋駅から歩いて通っていた時期があった。健康オタクに足を踏み入れ、初 めて胃カメラを受けたのも、たしか医学部4年のころだったと思う。その当時から今日に至るまで、内視鏡検査は毎年欠かしたことがない。
そんな新橋はサラリーマンの飲み屋街を抱える街として有名だが、駅前にはキムラヤというディスカウントショップがあり、毎日のように洋楽のCDを選んでい たことを思い出す。正規のCDは当時でも2,800円ぐらいしていたが、洋楽の輸入物は1,000円から1,500円ぐらいで手に入ったのだ。
また、80年代半ばまで、東京でもFMラジオ局と言えば、NHKのほかは東京FMだけ。隣の千葉県など、NHKしかなかった。81.3MHzのJ- WAVEや埼玉のNack5、神奈川のFMヨコハマ、千葉のBay FMができたのも、このころだろうか。NHKにはないオシャレなサウンドが流れてきたのを思い出す。東京に住んでいたこともあって、よく聴いたのはJ- WAVE。先輩のクルマの助手席で、流れてくるブラック・コンテンポラリ(ブラコン)なるジャンルの音楽には、かなり影響された。その先輩(今では医師よ りも旅行写真家として有名?)いわく、ブラコンを聴かずして人にあらず、と言うことだった。
1989年のある日、新橋のキムラヤで面白いCDをみつけた。今でも持っているが、J-WAVEの企画したCDで、J-WAVEジングルをところどころに 織り交ぜた、コテコテのブラコン集である。その中の一曲は、ブラコンにありがちなドロドロしたものがなく、妙に優しい。心にぐっと来るものがあった。
Surface の Shower Me With Your Love。今夜はこれでおやすみなさい。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿