ちょうどこちらのお店で、私のハーレーダビッドソンXL883Lに右側のサドルバッグサポートとレールを取り付けてもらいに行ったついでと言ってはなんですが、この真新しいオートバイを堪能することができました。ちなみに、せっかくだからと5VのUSBと12VシガーソケットがペアになったDCステーションを取り付けてもらいました。
ニューイングDCステーション
スカウトとスポーツスター、車格は近いものの、性格はまったく異なります。スポーツスターが空冷OHVエンジンであるのに対し、スカウトは現代的ともいえる水冷DOHCエンジンを搭載しています。前回は1130ccエンジンのスカウトに試乗しましたが、低速で流すようなクルージング性能と、高回転域を多用するスポーツ性という、二面性を持つマシンだと評価しました。今回のシックスティも同様の性格を持つのか、それとも少なくなった排気量で、より万人受けするやさしいマシンに仕上がっているのか、興味があります。
スカウト(Scout)と同じサイズ、同じ車重(253kg)のボディですが、排気量は999ccと、スカウトの1130ccより若干少なく、変速機も6速から5速に変更されています。この差がどう映るのかが、試乗の注目点となります。
第一印象はスカウト同様、とにかく「軽い」ということです。そして水平よりやや下がり気味のハンドルポジションが、足を投げ出すフォワードコントロールと相まって、独特のポジションを取ることになります。足つき性はものすごく良いので(原付スクーターより良好)路面が近く、タイヤの接地感も高いです。このあたりもスカウトと変わりません。
乗り出してみます。加速はこれまたスカウトと同様、文句ありません。どちらが暴力的であるかといえばスカウトのほうが上ですが、シックスティでも十分じゃじゃ馬的な加速が味わえます。スロットルをまわすと、それとリニアに反応して確実に加速していきます。リッターバイクですから、それも当然と言えば当然でしょう。
スカウトとの差は、実はほとんど感じることができなかったのですが、試乗全般に、シックスティのほうがスロットルを多めに開けていることが多かったです。すなわち、日常で使い倒せるキャラクターといいますか、ブンブン回してもコントロールできる範疇ではないかと感じました。
インディアン・スカウト・シックスティ、スカウトと同様、大型二輪免許を持つすべての人に、いちど試乗していただきたい秀逸なマシンだと結論付けました。
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