2016年10月23日日曜日

ハーレーダビッドソンFLHXSストリートグライドスペシャル2017モデルとFLHTK TCウルトラリミテッド2016モデルを続けて試乗



少し前ですが、京都のハーレーダビッドソン正規代理店、USA LEOで、2016年型のFTHTK TCウルトラリミテッド(写真でオレンジメタリック)と、2017年型のFLHXSストリートグライドスペシャル(写真でブラック)の2台に試乗する機会がありました。

京都市左京区の、京都国際会議場(ウルトラセブン「ウルトラ警備隊西へ」でキングジョーに破壊されたはずだが)近くにあるこちらのディーラーでは、試乗する予定はなく別件で近くに行くついでに立ち寄ったのですが、とても親切な若いスタッフが熱心に試乗を勧めてくれたのでした。

試乗はスタッフが先導し、コースは大原三千院までの、合計45分にも及ぶ長い道のりです。前半を2017年型FLHXSで、三千院近くの道の駅でスタッフと交代して2016年型FLHTK TCに乗りました。

両者でエンジンが全く別物で、Milwaukee-Eightと呼ばれる新型エンジンを搭載した2017年型のスムーズさが特筆すべきものでした。巨大なトップケース(ツアーパックと呼ばれる)が装備され、重心が上部に移動したウルトラリミテッド。400kgをゆうに超える巨体を果たしてコケずに運転できるか心配でしたが、何とか無事に運転できました。全域でギクシャクせず、ノッキングをほとんどしない2017年型のエンジンと比べると、2016年型ではエンジンのギクシャク感が際立っています。

ライダーとして、いつかはクラウン、じゃなくて、いつかはハーレーのウルトラですね。




8 件のコメント:

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    1. ご質問、ありがとうございます。まず、クラッチですが、レイダーのが若干、軽いと思います。これは2013年以降のアシスト&スリッパークラッチが装備されたレイダーとの比較ですが。低速域での加速に関しては、ミルウォーキーエイトのほうが加速感がありました。レイダーのが「もっさり」という印象を受けます。高速域での中間加速は試していませんが、レイダーにはスロットルを一気に開けた時の「背中が押されるような加速感」がありますから、いい勝負ではないかと予想します。ノッキングに関しては同等かと思いますが、ミルウォーキーエイトを5速や6速のハイギアで減速しても、まったくノッキングしませんでした。ノッキングするかしないかの回転数がレイダーの場合、逆に快適だったりしますが、ギクシャク感の多いツインカムと違い、ミルウォーキーエイトは予想以上にウルトラスムーズです。ご参考になりましたら幸いです。

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    3. こちらこそ、お役に立ててうれしいです。私は昨年、家人にも黙って、以前から欲しかったハーレーのスポーツスター、XL883LをFZ1フェザーに買い足す形で衝動買いしてしまい、その後に持病の頚椎症が悪化、昨年末にフェザーとレイダーを交代する形で買いました。アメリカンのポジションが肩や首、腕にやさしいのです。それで今はアメリカン2台生活中です。両車を乗り比べること、また、他のハーレーを試乗するなどして、改めてレイダーの乗りやすさが光ります。一回の試乗もしないで勢いで(妻の「国産にすれば~」の後押しがありました)レイダーを買ったのですが、これが大正解です。正直、ミルウォーキーエイトでなしえたスムーズさは、とっくにレイダーのOHVエンジンで具現化できていたからです。ご質問にもありましたが、ミルウォーキーエイトの排気量もレイダーの1854ccに近づいてきましたし(CVOではそれを超えていますね)、両者はよきライバルになったかもしれません。

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  2. ファットボーイS、素晴らしいですね。最近ちょっと気になり始めていますが、いかんせんレイダーを所有すると、ダイナやソフテイル、あるいはその派生車種にあまり本気で興味が向かないのです。ただし、ファットボーイSは、私がうかがったハーレー正規代理店から聞こえてくる情報では、「乗る価値が大いにある」というものでした。先日私が試乗したローライダーSも、そういう派生車種(スピンオフ)の一つでしょうね。

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    2. はい、おうちの方の理解があっての趣味という側面は否めません。まず、レイダーの情報はこれから小出しに書いていきますので、楽しみにしてください。

      ネームバリューはハーレーからすれば月とスッポンですね。ハーレーを趣味にする人には2通りあり、国産アメリカンをバカにする人と、尊敬のまなざしで見る人がいるようです。私は前者にあったことはなく、先日のツーリングで「これ、ハーレーより乗りやすいでしょ?」という、もしかしたら後者かな?というライダーに出会いました。YAMAHAクルーザーのムック(書籍)も出版されたりして、今現在ネームバリューを高めつつある、というのが現状だと思います。

      カスタムパーツは正直、少ないです。ヤマハのパーツを扱うワイズギアのカタログに掲載されているスクリーンやバックレスト(シーシーバー)でさえ、米国製ですから、国内に在庫がなければ数か月かかる場合もあります。事実、スクリーンは4か月ほどかかりました。一方、クリアキンなどクルーザーを得意とするカスタムパーツメーカーからは、メッキパーツなどがいくつか出ているようです。私は両サイドケースが欲しいのですが(Youtubeなどで目にすることができる)、入手方法を知りません。

      ハーレーは今後、ソフテイルやダイナファミリーにもミルウォーキーエイトが搭載されるといいますから、操作系のシビアなところは、新型が出ない限り解決しないのかもしれません。

      とにかく、ハーレーに乗ってからレイダーに乗ると、乗りやすさにホッとします。海外旅行に出かけて日本に到着した時と同じような安心感と言っても過言ではありません。

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    3. 私はモンキーからレイダーまで、20数台のバイク遍歴があり、大型も、ホンダCBR1000Fに始まり、BMW R1100RT、BMW K1200RS、ヤマハXJR1300、ヤマハFZ1フェザーときて、現在のXL883Lとレイダーに至っています。最後に行きついたところが(体のこともありますが)アメリカンタイプでした。そういうわけで、アメリカン自体は「乗らず嫌い」のところがあり、猛勉強中なのです。どうぞよろしくお願いいたします。

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