本日の目的地、四国・徳島は鳴門市・大毛島にある大塚国際美術館。山の内部に美術館を建設して20年となる、大塚製薬の創業者が生まれたこの地に建立した美術館であり、世界の名画が一堂に会し、すべての美術作品を観るのには4kmほど歩かなければならないという、なかなかタフな美術館なのである。
すべての芸術作品が陶板(陶版)という技術をもって作られた精巧なレプリカである。まずは世界で最も歌われ、パロディ作品が作られた芸術作品から。ここではすべて写真撮影OKである。
今日、壮大なこの絵に会うために大塚美術館に来た。大塚美術館に開館10周年となる2007年に完全再現された、バチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の天井画。息をのむほど美しい、前に広がるミケランジェロによる宗教絵巻「最後の審判」、天井画の「天地創造」である(写真下)。正面の「最後の審判」は向かって右が地獄、左が天国を表現している。13:30からのガイドツアーはこの絵の前で始まったが、男性の陰部を隠す隠さないの裏話を聞けたのは面白かった。
絵画に疎い人でも知っているかもしれないし、また目にしたことが一度はあるだろう、スペインの画家パブロ・ピカソによる「ゲルニカ」(写真下)。13:30からのボランティアガイドによる説明ツアーに参加したが、ピカソがなぜこの絵を、しかも急いで描いたのか、そして絵に隠された秘密を知ることができた。門外不出のゲルニカだが、大塚美術館にピカソの孫が常設展示を許可したのは奇跡であろう。しばらく眺めていたかったが、この美術館を堪能するには半日では短すぎるのだ。ちなみに最終のツアーが13:30でぎりぎり間に合ったのだが、もっと遅いツアーがあってもよいと思った。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」はあまりにも有名な名画である。
白夜の北欧。夕景は一面が赤く染まった空が印象的だ。ほとんどが曲線で構成され、直線は橋と欄干だけである。向こうにカップルが見える。
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