2014年12月28日日曜日

ポラロイドのアクションカムXS100で試し撮りしました

インスタントカメラで有名なポラロイドですが、ビデオカメラの分野では日本ではメジャーではありません。アメリカのAmazonですと、ポラロイドのアクションカム、XS100はかなり評判が高いようです。GoProやContourと撮り比べた動画もアップされており、いろいろ検討を重ねてきましたが、思い切ってamazonで買ってみました。

GoPro HERO3とほぼ同等の性能で、フルハイビジョン1080p30fpsが撮影でき、値段は半額以下です(13,000円)。また、本体そのものが10m防水ですからハウジングが不要です。

Amazon Polaroid XS100

サクションカップマウントこそありませんが、ヘルメットやバイクのハンドルに取り付けるためのキットも同梱されており、それだけでバイクに取り付けることができます。

一方、本体側で設定ができないのがデメリットかもしれません。Windowsであれば、本体とUSB接続すると、設定ファイルが出てきて、それを使って時計あわせ、画質選択ができます。Macであれば、ダウンロードする必要があるようです。

その一方で、動画ファイル形式はAppleのQuick Time Player標準の.movファイルです。Macユーザーに親切なのか不親切なのか、わかりません(笑)

さて、昨日はドライバースタンド生野2りんかんに、バイク用ナビが取り付け完了したとの連絡を受けにバイクを取りにいったのですが、その帰りに早速使ってみました。バイクのカウルに装着された右ミラーのステーブに固定してみました。



サムネイル動画(画質悪い)をYouTubeにアップして、風きり音やエンジンサウンドなど、音声をチェックしてみました。また、画面にはちょっと「こんにゃく現象」が出ますが、いかがでしょうか。

2014年12月26日金曜日

バイク用ナビ装着・新しいヘルメット購入

ここ1ヶ月ほど個人的に懸案事項だったバイク用ナビゲーションシステム。南海部品のKANIのバーをハンドルに取り付けて、携帯やスマホを固定できるようにしているのだが(ガラケーしか持っていないが)、やはりここは後付け電脳パーツの王者?であるナビをつけることにした。

イエローハット(2りんかんも系列)の株主であり、株主優待券が3,900円分あること、今月末まで使える全商品10%割引のハガキがあり、これらを握り締めて、大阪市生野区にあるバイク用品ショップ、生野2りんかん向かった。

ウェアラブルカメラのGoPro HERO3 White Editionを右カウルにサクションカップマウントで装着し、ローアングルからの撮影を試みた。



画像はなかなか良く撮れたと思っているが、音に関していえば失敗で、突然の雨を恐れてGoPro本体を密閉した完全防水用ハウジングに入れたため、正しくエンジン音を拾えていないのだ。カウルを通して伝わる振動が音として聞こえるのではないだろうか。本当のエンジン音はもっと気持ちの良いものである。後方に隙間のあるハウジングであれば、正しいサウンドになったかもしれない。次回リベンジとしよう。

自宅近くのガレージから目的の「ドライバースタンド生野2りんかん」まで30kmの道のり。ぴったり40分で生野区の店に到着した。別段、スピードを出したわけではないが、たまたま交通量が少なく渋滞が無かったことが幸いしたのだと思う。

Amazonで5インチのポータブルナビゲーションはどれも激安だ。1万円と少しあれば買える。だから、この店に並んでいる「当店オススメ」という、この店に置いてあるうちの安いほうのナビ3種は、3万円前後であり、他のものは6万円以上するものばかりだ。Amazonの安いものはユピテル社製のラインナップだが、この店はさすがにバイク専門店だけあって(併設して四輪向けのイエローハットがあるが)、すべてのナビが防水であることが特徴だ。

1万円台のユピテル社ナビを買っても、バイクで使う以上は防水ポーチに入れなければならない。防水ポーチとて完全防水ではないし、グローブをはめた手でのタッチ操作が滑らかにいかないだろうと予測がつく。だから、この店に来てしまった以上、安いナビは買わずに、3万円のものを買うべきなのである。そこは踏ん切りがついた。

店内に掲げてある工賃一覧表に「ナビ取り付け」がなかったのだが、スタッフに尋ねると、配線と取り付けで7,000円の工賃だという。自分でキレイに取り付けることは難しいし、第一面倒なので、ここは出費だが、仕方がない。

ナビはこれを買った。
http://www.kaihou.com/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/1991.html

Amazonでの評判はさんざんだったが、改良されて使いやすくなったようだ。ナビのデータを更新できないのがデメリットだが、26,820円と一番安価であり、店のスタッフは一押しだったので、これに決めた。

続いてヘルメット売り場に場所を移し、同じスタッフからヘルメットの説明を受けることにした。私はこれまで一度だけ、ジェット型ヘルメットでアライ・ヘルメットを使っていたことがあるが、フルフェイス型ではアライを買ったことはない。その理由は「OGKやヤマハ(ワイズギア)に比べて明らかに価格が高い」からである。ヘルメットの性能は3年とされているが、消耗品で買い換えていくのであれば、高いものは必要ない、と思っていたからだ。帽体の性能もそれほど変わらないだろうし、と。しかし今回、妻に促され「どんなに高くても最高性能のヘルメットを買う」ことを決めてきた。

ナビを紹介してくれたこの店員さん、ヘルメットメーカーの違いについても明確に答えてくれた。ヘルメットに関する疑問がすべて融解したのである。結論を言えば、「命が惜しくなかったらアライを買え」ということだ。アライは全ラインナップについて、国際的に最もハードルの高い安全性能の評価である、スネル規格に適合しているという。スネル規格自体についての疑問もあるようだが、それはさておき、他社はこうではない。ライバルとされるショウエイ(昭栄)は、上級のレース用ヘルメットにスネル規格に適合したものはあるが、他はすべて日本のJIS規格だとのこと。OGKやワイズギアしかり。JIS規格もかなり厳密になったとはいえ、スネル規格には及ばないというのだ。たとえば、鋼鉄で先の尖ったような形状の重量物がヘルメットに落下してきても、頭に影響しないという項目もあるという。

したがって、アライ以外のメーカーはヘルメットの安全性能はJIS規格どまりで、デザインなど他の要素に力を注げることになるという。なるほど、これで他メーカーがスタイリッシュなヘルメットや、一見フルフェイスヘルメットのように見えて、顎の部分が開いてジェットヘルメットのようになるモデルをラインナップしている理由がわかった。

そこで決めたのが、アライRAPIDE-IR(ラパイドアイアール)
http://www.arai.co.jp/jpn/fullface/rir_t.htm

これまで白か明るいカラーのヘルメットを買ってきたが、今回は艶有りのブラックを選んでみた。ガンメタのボディカラーに合わせた格好である。

さて、ナビの取付けは当日は予約がいっぱいで、預けてもらえば早ければ翌日できあがるという。日常的にバイクを使うわけではないので、この日はバイクを置き、買ったヘルメットも置いておいてもらい、後日ふたたび訪れることにした。

近くの北巽駅から地下鉄で鶴橋まで出て、そこで焼肉ランチを堪能し、510円の特急料金を支払って、重いヒットエアのジャケットに革パンツ、シートバッグ一式という、なんともくたびれる荷物を持って、帰途についた。

2014年12月9日火曜日

小型スクーターに噂のLEDヘッドランプを取り付けました

先週の土曜日は、小型スクーターのスズキ・アドレスV125で、W800をはじめとするカワサキのオートバイの試乗をしに大阪に出かけた話をしました。お昼すぎに試乗も終わったので、そこから先、どこに行こうか考えたところ、以前にも出かけたことのある、大阪伊丹空港近くのバイクショップ、バイク王ダイレクトSHOP171号伊丹店に出かけることにしました。GooBikeで検索したところ、この店にも中古のW800の在庫があるようなので、それを見に行きたかったのです。

カタログと見積書をいただき12時30分にカワサキのショップを出発、京阪国道を大阪駅方面に進みますが、大阪駅周辺の渋滞をパスするための高架道があるのを知っていました。そこを通れば、そのまま淀川をわたって千里方面に行くことができるのですが、この高架道を原付二種であるアドレスが走って良いものか、わからなかったので、他に原付二種が入っていかないかを、手前の交差点を先頭で信号待ちしているときに観察していたところ、原付二種スクーターが入ってゆくのが見えました。また、高架の入口に「原付走行禁止」という標識も見え、この場合は原付二種はOKで、原付一種すなわち50ccがNGということになります。

この高架道は反対方向をクルマで走ったことはありますが、無料で走れる首都高速道路といった雰囲気で、素晴らしい道です。信号からダッシュして、高架道に一番乗りで最初のカーブに差し掛かりました。まさに首都高速の気分です。そのまま、新大阪方面に新淀川を渡りますが、この区間は高速道路そのものといった雰囲気です。こんなちっぽけなスクーターで走って良いものか、他車に迷惑をかけていないか心配になりましたが、交通の流れを邪魔することはありませんでした。70km/h前後の巡航であれば問題ありません。

中国道と平行する国道を西に向かえば、大阪伊丹空港方面に行くことはわかっていましたが、初めての道は心細くなります。贅沢を言えば、この小さなバイクにもナビが欲しくなるところです。

この国道121号も準・高速道路といった雰囲気のハイウェイです。場違いな小型スクーターですが、ちょっとした信号渋滞と無関係に進むことができ、まさに通勤特急の面目躍如といったところでしょうか。

13時15分に、バイク王ダイレクトSHOP171号伊丹店に到着しました。前回きたときに、バイク王にはバイク用品ショップも併設してあるような理解でしたが、バイク王は中古バイクの売買をやっているブースだけで、バイク用品を扱うブースは「バイクセブン」という、別のショップのようです。たまたまこの建物に先にあったバイクセブンに、バイク王ダイレクトSHOPが同居しているというものでした。



今日は現金の持ち合わせは多くありませんでしたが、まぁ、ちょっと散財してもいいかな、という精神状況?でしたので、バイク関連グッズを何か買おうと思いました。先程ちょっと欲しくなったバイク用ナビか、GoProより使い勝手の良いアクションカメラか、はたまたLEDヘッドランプか、というところでした。

バイク用ナビは4万円前後し、予算オーバーです。アクションカメラは2万円以下の、価格.comなどネットで製品の評価を知識として入れてから検討すべきだと思いました。そこでLEDヘッドランプが購入の最右翼に浮上してきたのですが、この評価はすでにネットをみて検討済みでした。それに、アドレスV125専用設計の製品が出ているということで、これは夜間の安心につながると考え、取り付け工賃4,000円と合わせて20,500円ほどの買い物となりました。

 http://www.bolt.co.jp/bike-led-headlight/led-ribbon_headlight_installation_address-v125g.asp

実は翌週の土日であれば、この取り付け工賃無料キャンペーンをやっているというのことでしたが、来週はスケジュールの都合で来店できないので、せっかくなので工賃がかかっても、ここで取り付けてもらうことにしました。取り付け自体は、やろうと思ったら自分でもできます。フロントカウルを外して、メーターの豆球をLEDランプに換えた実績がありますし、配線のギボシ端子のかしめも工具を持っているので大丈夫でしたが、光軸の調整が素人には難しいと考えたので、工賃を払っても、ここでやってもらうことにしました。それに、帰宅時にLEDヘッドライトの威力をさっそく、実感したかったというのもあります。

50分ほどで作業が終わり、明るい時間帯での光り具合を確認しました。まさにスーパーホワイトの光ですね。早めに出発し、家路を急ぎました。東行きの171号は随所で渋滞が発生していましたが、こんなときには小型スクーターの独壇場です。吹田からは南行きの近畿自動車道と平行して走りますが(外環状線)、途中でみぞれ混じりの雨、それとも雪?が降ってきたのにはびっくりしました。寒いわけです。



外環状線を八尾で東向きに入るところ、行き過ぎて大和川を渡り、松原市から藤井寺市へと向かいました。知らない道ですし、すっかり暗くなりましたが、スーパーホワイトのヘッドライトの光が、前方を光々と照らしてくれます。光軸の調整も問題ないようで、水平以上のグレア光(眩しい余計な光)はかなりカットされている様子でした。

この光の威力は周囲のクルマをはるかに上回るものです。クルマのHIDヘッドライト、それも純正のヘッドライトは決して明るいわけではありません。私のクルマもそうです。後付のHIDの場合は明るいようですが、このLEDは、消費電力がノーマルランプの1/3ほどで、それを考えると明るすぎだと思いました。

また、エンジン始動と同時にヘッドライトが点灯しますが、ライトに向かう電流が少なくなったためか、始動性も良くなっているようです。これも嬉しい副作用みたいなものです。とてもいい買い物をしたと、一人悦に入りながら、2時間ほどで自宅に到着しました。

このLEDヘッドライト、できれば大型バイクにも取り付け、夜間の安心をさらに高めたいところですが、バイクセブンの店員によると車検に引っかかる可能性があるとのことでした。125ccのスクーターは車検がないので、こういう問題がありません。LEDランプのメーカーとしては、車検も大丈夫とのことのようですが、車検の検査員によって判断が分かれたり、光軸がちょっとでもずれていると落ちる可能性があるというのです。また、車種によってはヘッドライト後方の工作も必要になるようです。熱に弱いLEDランプは、根本のところに放熱フィンが取り付けられていますが(今回取り付けた製品は放熱リボン)、これが邪魔をして、ランプ取付部位の形状によっては取り付けできない場合があるといいます。

翌日は、前かごが腐食してきたので、取り外しました。少しはかっこよくなったでしょうか。




本日の走行距離: 122km

2014年12月7日日曜日

カワサキW800試乗

急にずいぶん寒くなったが、いつも元気いっぱいの私(笑)は125ccのスクーターで、大阪市の鶴見区にあるカワサキのモーターサイクルの試乗に出かけてみた。現時点で2台目大型バイクとして購入対象の筆頭に挙げられるW800だけの予約を入れていたのだが、お店のスタッフが気を利かせてくれたのか、250ccのエストレヤとZ250も試乗できた。ちなみに、このスクーターで大阪市に行くのは初めてである。さて、今日は何キロ走ることやら。。。

9時30分に自宅を出て、10時50分に目的のカワサキプラザ大阪に到着した。防寒対策は万全で、通常の防寒具の上に、ベスト型の着るエアバッグ=ヒット・エアを装着した。到着早々、ベテランと思われるスタッフが気を利かせてくれて?、温かいコーヒーをいただいた。最近は、二輪車のディーラーでもドリンクサービスが一般的になってきたのであろうか。少なくとも、かつてBMWモトラッドで受けたものの、国産二輪ディーラーでは記憶にない。



さて、肝心の試乗インプレだが、250ccの2車種については以下、簡単に記載するに留める。どちらも良好な足つきせいと車体の軽さが相まって、「非常に乗り安い、ハードルの低い」マシンであり、オールドルックのエストレヤは下駄代わり的な気軽さを、最新マシンのZ250はマスの集中化による人機一体感が強いのだ。もちろん、両車種とも250ccという制約があるため、高速道路を使ったロングツーリングには不向きであろうが、街中からちょっとした郊外へのツーリングには、経済性もあってとても秀逸な相棒になってくれると思われた。

エストレヤ



Z250


そして本命のW800。これは一見してSRにも通じるオールドルックであり、乗り出す前の先入観を申し上げれば、「エンジンはちょっぴりガサツで、のんびり走るのは得意だが、きびきび走ってくれないのではないか」という懸念である。しかし試乗でそれらの疑念は吹き飛んだ。まず、あえてスロットルをできるだけ開けて走ってみた。すると、モーターのようなリニアなパワーカーブを描いて見る見るうちにタコメーターの針が上がっていくではないか!
ローギアでレッドゾーン直前まで回転数を上げてみた。モリモリとトルク感が湧き上がり、路面への密着感が増す。それでもFZ1フェザーと比べて暴力的な沸き方ではない。
試乗したモデルはW800 Special Edition



以前、BMWの水平対向2気筒エンジン(ボクサーツイン)を所有していたが、並列2気筒エンジン(パラレルツイン)搭載モデルを操るのは、実はこれが生まれてはじめてである。試乗やレンタルバイクで体験したハーレー・ダビッドソンはV型2気筒(Vツイン)であるから、2気筒の自由なレイアウトはそれぞれ鼓動感が異なるものだ。その鼓動は振動となってライダーに不快感を与えることも多い。夏まで8年間をともに過ごしたヤマハXJR1300は直列4気筒エンジンだが、常に手に振動が伝わっていた。不快ではないものの疲労の原因になっていたことは否めない。

しかし、W800の、あたかもモーターのように爽快に吹け上がるパラレルツインでは、その振動がエンジンのゴム(ラバー)マウント等、振動対策が功を奏して、うまく消されているのだ。たとえば、信号待ちなどのアイドリング状態では、心臓にまで届くような、心地よいパルスとして伝わるのである。不快どころか、実に心地よいのである。



これはもはやマジックとしか言いようがない。カワサキのオートバイはどれも、男カワサキ という言葉に代表されるように、たとえばギアをニュートラルからローに踏み込んだときの「ガシャン!」というショックが大きいなど、ガサツでデリカシーのない工業製品という性格を露呈しているのだが、W800はカサワキ技術者たちの徹底した「心地よい工業製品」を目指した努力の結果であろうか、まったく別モノなのである。そもそも冷徹な存在である機械。それが人間に快楽を与えているという、あらたなモノづくりの一端を見せてくれているのである。

2014年12月2日火曜日

三重県ツーリング

日曜日11月30日は曇りの予報で、夜から雨の予想がされていましたが、午前中から大型バイク、ヤマハFZ1フェザー(1000cc4気筒)で三重県を中心にソロ・ツーリングに行きました。プラスチック製のリアケースは装備せず、リアシートに専用バッグを装備しての出発です。三重県の県庁所在地である津市は通り過ぎたことはあってもは行ったことはなく、今回は献血をかねて目的地としました。

無料の京奈和自動車道を経て、9月にこのバイクを手にしてから初めての名阪国道へ。ここは無料の高規格自動車専用道路です。奈良盆地を駆け上がるワインディング部分ですが、大型車を中心に速度がずいぶん遅くなります。

燃料残量が残りわずかになると、メーターパネルの距離計が、自動的に残り走行可能推定距離の表示になります。気がつけば、あと20kmほどしか走れません。そこで、いったん名阪国道を伊賀一宮インターチェンジでおり、給油します。名阪国道には給油のできるパーキングエリアもありますが、何せ無料ですので、いったん下りてまた乗ってが自由なのは本当にいいです。米国のフリーウェイを運転したときと同じような感覚です。前回給油からの燃費は19.13km/lで、タイヤの空気圧は前後とも規定をわずかに下回っており、購入後初めての空気圧調整となりました。

 

名阪国道を関ジャンクションから伊勢自動車道で津まで向う予定でしたが、ジャンクション手前の関インターで一般道におり、そこから津市街地に向います。ナビもなく、ここから先は道路標識と感だけで道を選んで走ります。津にある三重県赤十字血液センターは、津駅の東側にあります。すぐに見つけることができました。

 
到着したのは11時15分で、成分献血は午前中は終わりで、午後からになるというのです。それで受付だけ済ませ(105回目の献血)、12時45分からの問診の前に、昼食を食べることにしました。

血液センターの近くにある炭焼珈琲ヨシダという喫茶店を見つけました。ここは食事のメニューが少ないのですが、「懐かしいメニュー」としてイタリアンスパゲッティ(600円)を提供しています。もっとも、スパゲッティというのは皆イタリアンだと思うのですが(笑)

 
スパゲッティは、鉄板の上に載せられて出てきます。鉄板とスパゲッティの間には、クレープよりさらに薄い卵の生地があります。スパゲッティは、TV番組「マネーの虎」で有名になった茅ヶ崎市のラ・パットーラのようなコシのある麺ではなく、これこそ昔ながらの日本のふにゃふにゃスパゲッティですが、卵や上に載せられたソーセージとよくマッチしています。

献血センターに戻り、問診、採血と進み、献血本番に臨みます。今回は血小板献血でしたが、他献血センターで50分前後かかるところ、40分ほどで終わりました。設定を速くしている可能性がありますね。

それにしても、三重県は献血率が全国最低とのことでしたが、どこかPRが少ないのです。横浜との人口格差はあるにしても、県庁所在地の献血センターが、訪れる人がまばらというのは、大きな改革が必要だと思いました。

14時に出発し、松阪方面に国道を南下します。この国道の津市部分ですが、片側4車線という素晴らしく整備された道で、私がかねがね思っていた「西日本の道路は素晴らしい」というものに合致します。途中、今回のツーリングのひとつの目的でもあった、ホンダドリーム松阪に一瞬だけ立ち寄り、中古のホンダ・ゴールドウイングを見ます。実は、もう1台、バイクが欲しいと思っていたのでした。

さらに進み、道は対面通行に細くなり、松阪市街地では上下線とも渋滞が激しくなりました。そんな道路でも、バイクは比較的広い路肩をすいすい進みます。途中で飯高方面の標識に従い右折します。ここから三重・奈良県境の高見峠まで、すべての区間が松阪市に属しています。松阪市は平成の大合併で、伊勢湾から奈良県境の山岳地帯までの巨大な都市になりました(北海道帯広市よりちょっとだけ大きい)。

 
道の駅・飯高駅 http://www.iitakaeki.com/ では、松阪牛(まつさかうし)のカレー2つ(ひとつ980円!)を買いまして、帰宅後の夕食にしました。レインウェアや防寒ウェア、カメラ等でシートバッグが一杯でしたが、このシートバッグは容量可変できるので助かりました。

三重・奈良県境の高見峠を走るのは、昨年のゴールデンウィーク以来です。あの時は神奈川からでしたので、勤務のある前日に浜松のホテルに宿泊し、伊勢湾フェリーで紀伊半島を横断したのです。

高見峠
https://www.youtube.com/watch?v=zhinDTqCOK8

ここまで200km近い距離を走ってきましたが、あまり疲れらしい疲れがありません。実際、最近はトシのせいか、四輪でも二輪でも帰宅後にすぐに寝てしまうことが多かったのですが、FZ1フェザーに乗り換えてから、そんなことがありません。四国に行ったときもそうでした。それは、XJR1300にあった、ハンドルに伝わる余計な振動がほとんど無いからです。それは、長距離を走ったときもBMWに近い性能だと思いました。


国道166号を奈良県東吉野村から宇陀市大宇陀、桜井市経由で帰宅しました。大宇陀から桜井市に向う部分は奈良盆地に下るのですが、先日の室生寺からの帰宅時の風景と見間違うほど似ていました。

全行程250kmの日帰りツーリングでしたが、相変わらず「入力を必要としない」ハンドリングのFZ1フェザーは、中高速域の特性はすばらしいものがあります。あまり頭で考えずにコーナーを駆け抜けてくれます。コーナー途中の不安感もありません。車体を傾けて走る二輪車は航空機に似ていますが、終始安定しています。このバイクを手放すことは、当面、考えなくてもよさそうです。