ツーリングといえばソロ・ツーリング(一人で行く)専門の私ですが、去年ヤマハXV1900CUレイダーを買った、枚方市にあるヤマハのショップYSP枚方南さんからお誘いを受け、10月8日~9日、総勢40数名もの参加者の、1泊2日、巨大なマス・ツーリングに参加しました。同系列店であるYSP寝屋川との合同イベントです。
オンロード組とオフ
ロード組に分かれて出発、我々オンロード組は土曜日の朝7時45分に中国自動車道・西宮名塩SAに集合ですが(直前が大渋滞で私は3分遅刻しました)、オフロード
組は前日からの大阪南港出発のフェリーで四国を目指します。宿泊地は高知県香美市の秘境、
べふ狭温泉です。
(徳島県三好市池田にて)
オフロード組とは宿泊地で合流する以外は全くルートが異なります。オンロード組28名、オフロード組18名で、それぞれ女性ライダーも参加しています。バイク乗りのイベントということで、私など年長かと思いきや、上は70歳代と思しき大ベテランから50歳代後半から60歳代の方もいらっしゃって、バイクユーザーの高齢化を見せつけられました。
中には親子で参加しているライダーもいます。250㏄のスクーターやアメリカンでの参加もあり、皆さんかなりハ
イペースで飛ばしますが、なんとかついていけます。店長さんには、「アメリカンの宮沢さんが、よく(皆さんに)ついていけるなとびっくりしました」と
言われました。巨大な割にパワーのないアメリカンは、くねくね曲がったワインディングロードは苦手なのです。
1日目の昼食は香川県琴平町の「こんぴらうどん」。讃岐うどんの名店です。この地を訪れるのは27年前の学生時代以来です。うどんも天ぷらも意外と量が多く、これで腹いっぱいになりました。
(上写真2枚こんぴらうどん:しょうゆうどん、とり天とえび天、たまご天)
夜の大宴会で
は、これら2店を経営する社長さんの隣席となり、ヤマハ発動機の株主であると伝えると、「お店のお客さんで株主は初めて」と驚かれ、バイク業界を
めぐるいろいろな話を聞くことができました。
(べふ狭温泉駐車場)
このツーリングが普通の友人同士のイベントと全く異なる驚くべきことは、万が一のためにレッカー車が同行するということです(上の写真にも写っています)。レッカー車が使われることは
なく、よかったです。また、スタッフも両店あわせて10人ぐらい参加しているように思われましたが、バイクの向きを変える、駐車スペースに入れ
る出すなど、すべて彼らスタッフがやってくれるのです。お客さんのバイクを転倒させて傷をつけるわけにはいかない、というバイクを心から愛する者たちのな
せる業なのでしょうか。社長さんに問うと、自発的で自然な行為ですとの答えが返ってきます。
(上写真2枚:徳島県三好市大歩危<おおぼけ>狭にて)
(2日目、徳島県小松島市のガソリンスタンドを軍団で占拠!)
331kgもある巨大なレイダーの取り回しには苦労しますが、ス
タッフが率先だって「やりましょう」と声をかけてくれます。SR400に乗る初心者と思しき女性も参加していましたが、こういう点で安心して参加で
きたと思います。帰りの高速では、スタッフ自らのバイクがパンクしましたが、もちろん、その場で修理完了です。
参加バイクの中で、当然ですが私のレイダーは最大排気量車です。そのためいろいろな方から注目を集め、休憩のたびに声をかけられ、宴会でも楽しく交流する
ことができました。スタッフのうちの2人しか知り合いがおらず、他の方は皆、初めてお目にかかる方ばかりで多少の不安はありましたが、集団行動が苦手な私
にとっては良い勉強の機会でもあり、満足感は非常に高い2日間でした。
2日間の総走行距離:731.1km