2014年12月28日日曜日

ポラロイドのアクションカムXS100で試し撮りしました

インスタントカメラで有名なポラロイドですが、ビデオカメラの分野では日本ではメジャーではありません。アメリカのAmazonですと、ポラロイドのアクションカム、XS100はかなり評判が高いようです。GoProやContourと撮り比べた動画もアップされており、いろいろ検討を重ねてきましたが、思い切ってamazonで買ってみました。

GoPro HERO3とほぼ同等の性能で、フルハイビジョン1080p30fpsが撮影でき、値段は半額以下です(13,000円)。また、本体そのものが10m防水ですからハウジングが不要です。

Amazon Polaroid XS100

サクションカップマウントこそありませんが、ヘルメットやバイクのハンドルに取り付けるためのキットも同梱されており、それだけでバイクに取り付けることができます。

一方、本体側で設定ができないのがデメリットかもしれません。Windowsであれば、本体とUSB接続すると、設定ファイルが出てきて、それを使って時計あわせ、画質選択ができます。Macであれば、ダウンロードする必要があるようです。

その一方で、動画ファイル形式はAppleのQuick Time Player標準の.movファイルです。Macユーザーに親切なのか不親切なのか、わかりません(笑)

さて、昨日はドライバースタンド生野2りんかんに、バイク用ナビが取り付け完了したとの連絡を受けにバイクを取りにいったのですが、その帰りに早速使ってみました。バイクのカウルに装着された右ミラーのステーブに固定してみました。



サムネイル動画(画質悪い)をYouTubeにアップして、風きり音やエンジンサウンドなど、音声をチェックしてみました。また、画面にはちょっと「こんにゃく現象」が出ますが、いかがでしょうか。

2014年12月26日金曜日

バイク用ナビ装着・新しいヘルメット購入

ここ1ヶ月ほど個人的に懸案事項だったバイク用ナビゲーションシステム。南海部品のKANIのバーをハンドルに取り付けて、携帯やスマホを固定できるようにしているのだが(ガラケーしか持っていないが)、やはりここは後付け電脳パーツの王者?であるナビをつけることにした。

イエローハット(2りんかんも系列)の株主であり、株主優待券が3,900円分あること、今月末まで使える全商品10%割引のハガキがあり、これらを握り締めて、大阪市生野区にあるバイク用品ショップ、生野2りんかん向かった。

ウェアラブルカメラのGoPro HERO3 White Editionを右カウルにサクションカップマウントで装着し、ローアングルからの撮影を試みた。



画像はなかなか良く撮れたと思っているが、音に関していえば失敗で、突然の雨を恐れてGoPro本体を密閉した完全防水用ハウジングに入れたため、正しくエンジン音を拾えていないのだ。カウルを通して伝わる振動が音として聞こえるのではないだろうか。本当のエンジン音はもっと気持ちの良いものである。後方に隙間のあるハウジングであれば、正しいサウンドになったかもしれない。次回リベンジとしよう。

自宅近くのガレージから目的の「ドライバースタンド生野2りんかん」まで30kmの道のり。ぴったり40分で生野区の店に到着した。別段、スピードを出したわけではないが、たまたま交通量が少なく渋滞が無かったことが幸いしたのだと思う。

Amazonで5インチのポータブルナビゲーションはどれも激安だ。1万円と少しあれば買える。だから、この店に並んでいる「当店オススメ」という、この店に置いてあるうちの安いほうのナビ3種は、3万円前後であり、他のものは6万円以上するものばかりだ。Amazonの安いものはユピテル社製のラインナップだが、この店はさすがにバイク専門店だけあって(併設して四輪向けのイエローハットがあるが)、すべてのナビが防水であることが特徴だ。

1万円台のユピテル社ナビを買っても、バイクで使う以上は防水ポーチに入れなければならない。防水ポーチとて完全防水ではないし、グローブをはめた手でのタッチ操作が滑らかにいかないだろうと予測がつく。だから、この店に来てしまった以上、安いナビは買わずに、3万円のものを買うべきなのである。そこは踏ん切りがついた。

店内に掲げてある工賃一覧表に「ナビ取り付け」がなかったのだが、スタッフに尋ねると、配線と取り付けで7,000円の工賃だという。自分でキレイに取り付けることは難しいし、第一面倒なので、ここは出費だが、仕方がない。

ナビはこれを買った。
http://www.kaihou.com/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/1991.html

Amazonでの評判はさんざんだったが、改良されて使いやすくなったようだ。ナビのデータを更新できないのがデメリットだが、26,820円と一番安価であり、店のスタッフは一押しだったので、これに決めた。

続いてヘルメット売り場に場所を移し、同じスタッフからヘルメットの説明を受けることにした。私はこれまで一度だけ、ジェット型ヘルメットでアライ・ヘルメットを使っていたことがあるが、フルフェイス型ではアライを買ったことはない。その理由は「OGKやヤマハ(ワイズギア)に比べて明らかに価格が高い」からである。ヘルメットの性能は3年とされているが、消耗品で買い換えていくのであれば、高いものは必要ない、と思っていたからだ。帽体の性能もそれほど変わらないだろうし、と。しかし今回、妻に促され「どんなに高くても最高性能のヘルメットを買う」ことを決めてきた。

ナビを紹介してくれたこの店員さん、ヘルメットメーカーの違いについても明確に答えてくれた。ヘルメットに関する疑問がすべて融解したのである。結論を言えば、「命が惜しくなかったらアライを買え」ということだ。アライは全ラインナップについて、国際的に最もハードルの高い安全性能の評価である、スネル規格に適合しているという。スネル規格自体についての疑問もあるようだが、それはさておき、他社はこうではない。ライバルとされるショウエイ(昭栄)は、上級のレース用ヘルメットにスネル規格に適合したものはあるが、他はすべて日本のJIS規格だとのこと。OGKやワイズギアしかり。JIS規格もかなり厳密になったとはいえ、スネル規格には及ばないというのだ。たとえば、鋼鉄で先の尖ったような形状の重量物がヘルメットに落下してきても、頭に影響しないという項目もあるという。

したがって、アライ以外のメーカーはヘルメットの安全性能はJIS規格どまりで、デザインなど他の要素に力を注げることになるという。なるほど、これで他メーカーがスタイリッシュなヘルメットや、一見フルフェイスヘルメットのように見えて、顎の部分が開いてジェットヘルメットのようになるモデルをラインナップしている理由がわかった。

そこで決めたのが、アライRAPIDE-IR(ラパイドアイアール)
http://www.arai.co.jp/jpn/fullface/rir_t.htm

これまで白か明るいカラーのヘルメットを買ってきたが、今回は艶有りのブラックを選んでみた。ガンメタのボディカラーに合わせた格好である。

さて、ナビの取付けは当日は予約がいっぱいで、預けてもらえば早ければ翌日できあがるという。日常的にバイクを使うわけではないので、この日はバイクを置き、買ったヘルメットも置いておいてもらい、後日ふたたび訪れることにした。

近くの北巽駅から地下鉄で鶴橋まで出て、そこで焼肉ランチを堪能し、510円の特急料金を支払って、重いヒットエアのジャケットに革パンツ、シートバッグ一式という、なんともくたびれる荷物を持って、帰途についた。

2014年12月9日火曜日

小型スクーターに噂のLEDヘッドランプを取り付けました

先週の土曜日は、小型スクーターのスズキ・アドレスV125で、W800をはじめとするカワサキのオートバイの試乗をしに大阪に出かけた話をしました。お昼すぎに試乗も終わったので、そこから先、どこに行こうか考えたところ、以前にも出かけたことのある、大阪伊丹空港近くのバイクショップ、バイク王ダイレクトSHOP171号伊丹店に出かけることにしました。GooBikeで検索したところ、この店にも中古のW800の在庫があるようなので、それを見に行きたかったのです。

カタログと見積書をいただき12時30分にカワサキのショップを出発、京阪国道を大阪駅方面に進みますが、大阪駅周辺の渋滞をパスするための高架道があるのを知っていました。そこを通れば、そのまま淀川をわたって千里方面に行くことができるのですが、この高架道を原付二種であるアドレスが走って良いものか、わからなかったので、他に原付二種が入っていかないかを、手前の交差点を先頭で信号待ちしているときに観察していたところ、原付二種スクーターが入ってゆくのが見えました。また、高架の入口に「原付走行禁止」という標識も見え、この場合は原付二種はOKで、原付一種すなわち50ccがNGということになります。

この高架道は反対方向をクルマで走ったことはありますが、無料で走れる首都高速道路といった雰囲気で、素晴らしい道です。信号からダッシュして、高架道に一番乗りで最初のカーブに差し掛かりました。まさに首都高速の気分です。そのまま、新大阪方面に新淀川を渡りますが、この区間は高速道路そのものといった雰囲気です。こんなちっぽけなスクーターで走って良いものか、他車に迷惑をかけていないか心配になりましたが、交通の流れを邪魔することはありませんでした。70km/h前後の巡航であれば問題ありません。

中国道と平行する国道を西に向かえば、大阪伊丹空港方面に行くことはわかっていましたが、初めての道は心細くなります。贅沢を言えば、この小さなバイクにもナビが欲しくなるところです。

この国道121号も準・高速道路といった雰囲気のハイウェイです。場違いな小型スクーターですが、ちょっとした信号渋滞と無関係に進むことができ、まさに通勤特急の面目躍如といったところでしょうか。

13時15分に、バイク王ダイレクトSHOP171号伊丹店に到着しました。前回きたときに、バイク王にはバイク用品ショップも併設してあるような理解でしたが、バイク王は中古バイクの売買をやっているブースだけで、バイク用品を扱うブースは「バイクセブン」という、別のショップのようです。たまたまこの建物に先にあったバイクセブンに、バイク王ダイレクトSHOPが同居しているというものでした。



今日は現金の持ち合わせは多くありませんでしたが、まぁ、ちょっと散財してもいいかな、という精神状況?でしたので、バイク関連グッズを何か買おうと思いました。先程ちょっと欲しくなったバイク用ナビか、GoProより使い勝手の良いアクションカメラか、はたまたLEDヘッドランプか、というところでした。

バイク用ナビは4万円前後し、予算オーバーです。アクションカメラは2万円以下の、価格.comなどネットで製品の評価を知識として入れてから検討すべきだと思いました。そこでLEDヘッドランプが購入の最右翼に浮上してきたのですが、この評価はすでにネットをみて検討済みでした。それに、アドレスV125専用設計の製品が出ているということで、これは夜間の安心につながると考え、取り付け工賃4,000円と合わせて20,500円ほどの買い物となりました。

 http://www.bolt.co.jp/bike-led-headlight/led-ribbon_headlight_installation_address-v125g.asp

実は翌週の土日であれば、この取り付け工賃無料キャンペーンをやっているというのことでしたが、来週はスケジュールの都合で来店できないので、せっかくなので工賃がかかっても、ここで取り付けてもらうことにしました。取り付け自体は、やろうと思ったら自分でもできます。フロントカウルを外して、メーターの豆球をLEDランプに換えた実績がありますし、配線のギボシ端子のかしめも工具を持っているので大丈夫でしたが、光軸の調整が素人には難しいと考えたので、工賃を払っても、ここでやってもらうことにしました。それに、帰宅時にLEDヘッドライトの威力をさっそく、実感したかったというのもあります。

50分ほどで作業が終わり、明るい時間帯での光り具合を確認しました。まさにスーパーホワイトの光ですね。早めに出発し、家路を急ぎました。東行きの171号は随所で渋滞が発生していましたが、こんなときには小型スクーターの独壇場です。吹田からは南行きの近畿自動車道と平行して走りますが(外環状線)、途中でみぞれ混じりの雨、それとも雪?が降ってきたのにはびっくりしました。寒いわけです。



外環状線を八尾で東向きに入るところ、行き過ぎて大和川を渡り、松原市から藤井寺市へと向かいました。知らない道ですし、すっかり暗くなりましたが、スーパーホワイトのヘッドライトの光が、前方を光々と照らしてくれます。光軸の調整も問題ないようで、水平以上のグレア光(眩しい余計な光)はかなりカットされている様子でした。

この光の威力は周囲のクルマをはるかに上回るものです。クルマのHIDヘッドライト、それも純正のヘッドライトは決して明るいわけではありません。私のクルマもそうです。後付のHIDの場合は明るいようですが、このLEDは、消費電力がノーマルランプの1/3ほどで、それを考えると明るすぎだと思いました。

また、エンジン始動と同時にヘッドライトが点灯しますが、ライトに向かう電流が少なくなったためか、始動性も良くなっているようです。これも嬉しい副作用みたいなものです。とてもいい買い物をしたと、一人悦に入りながら、2時間ほどで自宅に到着しました。

このLEDヘッドライト、できれば大型バイクにも取り付け、夜間の安心をさらに高めたいところですが、バイクセブンの店員によると車検に引っかかる可能性があるとのことでした。125ccのスクーターは車検がないので、こういう問題がありません。LEDランプのメーカーとしては、車検も大丈夫とのことのようですが、車検の検査員によって判断が分かれたり、光軸がちょっとでもずれていると落ちる可能性があるというのです。また、車種によってはヘッドライト後方の工作も必要になるようです。熱に弱いLEDランプは、根本のところに放熱フィンが取り付けられていますが(今回取り付けた製品は放熱リボン)、これが邪魔をして、ランプ取付部位の形状によっては取り付けできない場合があるといいます。

翌日は、前かごが腐食してきたので、取り外しました。少しはかっこよくなったでしょうか。




本日の走行距離: 122km

2014年12月7日日曜日

カワサキW800試乗

急にずいぶん寒くなったが、いつも元気いっぱいの私(笑)は125ccのスクーターで、大阪市の鶴見区にあるカワサキのモーターサイクルの試乗に出かけてみた。現時点で2台目大型バイクとして購入対象の筆頭に挙げられるW800だけの予約を入れていたのだが、お店のスタッフが気を利かせてくれたのか、250ccのエストレヤとZ250も試乗できた。ちなみに、このスクーターで大阪市に行くのは初めてである。さて、今日は何キロ走ることやら。。。

9時30分に自宅を出て、10時50分に目的のカワサキプラザ大阪に到着した。防寒対策は万全で、通常の防寒具の上に、ベスト型の着るエアバッグ=ヒット・エアを装着した。到着早々、ベテランと思われるスタッフが気を利かせてくれて?、温かいコーヒーをいただいた。最近は、二輪車のディーラーでもドリンクサービスが一般的になってきたのであろうか。少なくとも、かつてBMWモトラッドで受けたものの、国産二輪ディーラーでは記憶にない。



さて、肝心の試乗インプレだが、250ccの2車種については以下、簡単に記載するに留める。どちらも良好な足つきせいと車体の軽さが相まって、「非常に乗り安い、ハードルの低い」マシンであり、オールドルックのエストレヤは下駄代わり的な気軽さを、最新マシンのZ250はマスの集中化による人機一体感が強いのだ。もちろん、両車種とも250ccという制約があるため、高速道路を使ったロングツーリングには不向きであろうが、街中からちょっとした郊外へのツーリングには、経済性もあってとても秀逸な相棒になってくれると思われた。

エストレヤ



Z250


そして本命のW800。これは一見してSRにも通じるオールドルックであり、乗り出す前の先入観を申し上げれば、「エンジンはちょっぴりガサツで、のんびり走るのは得意だが、きびきび走ってくれないのではないか」という懸念である。しかし試乗でそれらの疑念は吹き飛んだ。まず、あえてスロットルをできるだけ開けて走ってみた。すると、モーターのようなリニアなパワーカーブを描いて見る見るうちにタコメーターの針が上がっていくではないか!
ローギアでレッドゾーン直前まで回転数を上げてみた。モリモリとトルク感が湧き上がり、路面への密着感が増す。それでもFZ1フェザーと比べて暴力的な沸き方ではない。
試乗したモデルはW800 Special Edition



以前、BMWの水平対向2気筒エンジン(ボクサーツイン)を所有していたが、並列2気筒エンジン(パラレルツイン)搭載モデルを操るのは、実はこれが生まれてはじめてである。試乗やレンタルバイクで体験したハーレー・ダビッドソンはV型2気筒(Vツイン)であるから、2気筒の自由なレイアウトはそれぞれ鼓動感が異なるものだ。その鼓動は振動となってライダーに不快感を与えることも多い。夏まで8年間をともに過ごしたヤマハXJR1300は直列4気筒エンジンだが、常に手に振動が伝わっていた。不快ではないものの疲労の原因になっていたことは否めない。

しかし、W800の、あたかもモーターのように爽快に吹け上がるパラレルツインでは、その振動がエンジンのゴム(ラバー)マウント等、振動対策が功を奏して、うまく消されているのだ。たとえば、信号待ちなどのアイドリング状態では、心臓にまで届くような、心地よいパルスとして伝わるのである。不快どころか、実に心地よいのである。



これはもはやマジックとしか言いようがない。カワサキのオートバイはどれも、男カワサキ という言葉に代表されるように、たとえばギアをニュートラルからローに踏み込んだときの「ガシャン!」というショックが大きいなど、ガサツでデリカシーのない工業製品という性格を露呈しているのだが、W800はカサワキ技術者たちの徹底した「心地よい工業製品」を目指した努力の結果であろうか、まったく別モノなのである。そもそも冷徹な存在である機械。それが人間に快楽を与えているという、あらたなモノづくりの一端を見せてくれているのである。

2014年12月2日火曜日

三重県ツーリング

日曜日11月30日は曇りの予報で、夜から雨の予想がされていましたが、午前中から大型バイク、ヤマハFZ1フェザー(1000cc4気筒)で三重県を中心にソロ・ツーリングに行きました。プラスチック製のリアケースは装備せず、リアシートに専用バッグを装備しての出発です。三重県の県庁所在地である津市は通り過ぎたことはあってもは行ったことはなく、今回は献血をかねて目的地としました。

無料の京奈和自動車道を経て、9月にこのバイクを手にしてから初めての名阪国道へ。ここは無料の高規格自動車専用道路です。奈良盆地を駆け上がるワインディング部分ですが、大型車を中心に速度がずいぶん遅くなります。

燃料残量が残りわずかになると、メーターパネルの距離計が、自動的に残り走行可能推定距離の表示になります。気がつけば、あと20kmほどしか走れません。そこで、いったん名阪国道を伊賀一宮インターチェンジでおり、給油します。名阪国道には給油のできるパーキングエリアもありますが、何せ無料ですので、いったん下りてまた乗ってが自由なのは本当にいいです。米国のフリーウェイを運転したときと同じような感覚です。前回給油からの燃費は19.13km/lで、タイヤの空気圧は前後とも規定をわずかに下回っており、購入後初めての空気圧調整となりました。

 

名阪国道を関ジャンクションから伊勢自動車道で津まで向う予定でしたが、ジャンクション手前の関インターで一般道におり、そこから津市街地に向います。ナビもなく、ここから先は道路標識と感だけで道を選んで走ります。津にある三重県赤十字血液センターは、津駅の東側にあります。すぐに見つけることができました。

 
到着したのは11時15分で、成分献血は午前中は終わりで、午後からになるというのです。それで受付だけ済ませ(105回目の献血)、12時45分からの問診の前に、昼食を食べることにしました。

血液センターの近くにある炭焼珈琲ヨシダという喫茶店を見つけました。ここは食事のメニューが少ないのですが、「懐かしいメニュー」としてイタリアンスパゲッティ(600円)を提供しています。もっとも、スパゲッティというのは皆イタリアンだと思うのですが(笑)

 
スパゲッティは、鉄板の上に載せられて出てきます。鉄板とスパゲッティの間には、クレープよりさらに薄い卵の生地があります。スパゲッティは、TV番組「マネーの虎」で有名になった茅ヶ崎市のラ・パットーラのようなコシのある麺ではなく、これこそ昔ながらの日本のふにゃふにゃスパゲッティですが、卵や上に載せられたソーセージとよくマッチしています。

献血センターに戻り、問診、採血と進み、献血本番に臨みます。今回は血小板献血でしたが、他献血センターで50分前後かかるところ、40分ほどで終わりました。設定を速くしている可能性がありますね。

それにしても、三重県は献血率が全国最低とのことでしたが、どこかPRが少ないのです。横浜との人口格差はあるにしても、県庁所在地の献血センターが、訪れる人がまばらというのは、大きな改革が必要だと思いました。

14時に出発し、松阪方面に国道を南下します。この国道の津市部分ですが、片側4車線という素晴らしく整備された道で、私がかねがね思っていた「西日本の道路は素晴らしい」というものに合致します。途中、今回のツーリングのひとつの目的でもあった、ホンダドリーム松阪に一瞬だけ立ち寄り、中古のホンダ・ゴールドウイングを見ます。実は、もう1台、バイクが欲しいと思っていたのでした。

さらに進み、道は対面通行に細くなり、松阪市街地では上下線とも渋滞が激しくなりました。そんな道路でも、バイクは比較的広い路肩をすいすい進みます。途中で飯高方面の標識に従い右折します。ここから三重・奈良県境の高見峠まで、すべての区間が松阪市に属しています。松阪市は平成の大合併で、伊勢湾から奈良県境の山岳地帯までの巨大な都市になりました(北海道帯広市よりちょっとだけ大きい)。

 
道の駅・飯高駅 http://www.iitakaeki.com/ では、松阪牛(まつさかうし)のカレー2つ(ひとつ980円!)を買いまして、帰宅後の夕食にしました。レインウェアや防寒ウェア、カメラ等でシートバッグが一杯でしたが、このシートバッグは容量可変できるので助かりました。

三重・奈良県境の高見峠を走るのは、昨年のゴールデンウィーク以来です。あの時は神奈川からでしたので、勤務のある前日に浜松のホテルに宿泊し、伊勢湾フェリーで紀伊半島を横断したのです。

高見峠
https://www.youtube.com/watch?v=zhinDTqCOK8

ここまで200km近い距離を走ってきましたが、あまり疲れらしい疲れがありません。実際、最近はトシのせいか、四輪でも二輪でも帰宅後にすぐに寝てしまうことが多かったのですが、FZ1フェザーに乗り換えてから、そんなことがありません。四国に行ったときもそうでした。それは、XJR1300にあった、ハンドルに伝わる余計な振動がほとんど無いからです。それは、長距離を走ったときもBMWに近い性能だと思いました。


国道166号を奈良県東吉野村から宇陀市大宇陀、桜井市経由で帰宅しました。大宇陀から桜井市に向う部分は奈良盆地に下るのですが、先日の室生寺からの帰宅時の風景と見間違うほど似ていました。

全行程250kmの日帰りツーリングでしたが、相変わらず「入力を必要としない」ハンドリングのFZ1フェザーは、中高速域の特性はすばらしいものがあります。あまり頭で考えずにコーナーを駆け抜けてくれます。コーナー途中の不安感もありません。車体を傾けて走る二輪車は航空機に似ていますが、終始安定しています。このバイクを手放すことは、当面、考えなくてもよさそうです。

2014年11月26日水曜日

柿の葉寿司の名店 天川村「柳豊」

月曜日、小型スクーターのアドレスV125で、奈良県天川村洞川(てんかわむら・どろかわ)にある、柿の葉寿司の名店「柳豊(やなとよ)」に行きました。写真は天川村の観光案内所です。


この店は大人気ですから、一応、電話して柿の葉寿司を取り確保しておいてくださったのですが、買った後でも残っていました。

このお店のとなりは、これまた「食べないと後悔する」と評判の手打ちそばの店「清九郎」です。店員さんから「寒い時期ですが、冷たいおそばをお勧めします」とアドバイスされ、天丼定食を注文しました。しっかりした歯ごたえとこしがあり、手打ちそばの真骨頂だと思いました。天丼だけでも秀逸ですね。


柿の葉寿司はこんな感じです。家に帰ってじっくり食べました。ちょっとしょっぱい感じがしますが、好きな人は一箱すぐに食べちゃいそうです。

 

室生寺の紅葉

先週の土曜日、宇陀市にある室生寺に出かけてみました。
見事な紅葉に迎えられました。




キヤノンEOS 1Ds MarkⅢ 50mm F1.4 USM

2014年11月25日火曜日

FZ1フェザーで阪神高速を快走しました

私の個人的感想ですが、ずっと昔から、首都圏よりも名古屋以西の西日本のほうが、幹線道路は良く整備されていたように思います。車の免許を取って、大学の学生自治会や東西対抗戦で京都や大阪を訪れたことが何回かありましたが、無料の「高速道路」とも呼べる名阪国道だけでなく、よりマイナーと思える幹線道路でも、片側2車線の道路が多い印象を受けていました。事実、都道府県別の道路満足度は西日本の県が上位に入るようです。

そして、面積あたりの高規格道路の密度は、東京周辺よりも高いと思います。つまり、道路網の網の目が小さい、というものです。首都高速に相当する大阪の有料道路は阪神高速ですが、西日本の「高規格道路密度」が高いということを物語っています。

さて、今回は久しぶりの大型オートバイでのソロ・ツアーです。後ろに人を乗せていないのは身軽でいいです。西名阪自動車道から阪和道、堺泉北有料道路と進みます。この先の阪神高速を左に行けば関西空港に向うことになりますが、そこを走ったことはあります。しかし右に行ったことはなく、今日がはじめての走行となりました。阪神高速4号湾岸線です。



写真は朝潮橋(あさしおばし)パーキングエリアです。かなり豪勢なパーキングエリアで、2階では食事をすることもできます。歩道橋が完備され、大阪港の景色も眺められます。首都高速のパーキングエリアは質素ですので、都市高速にこんな立派なパーキングエリアがあることに驚きました。





2014年11月18日火曜日

気負わず乗れるセカンドバイクが欲しい!

物欲の極みだろうか、セカンドバイクが欲しくなった。スズキST250とかヤマハ・ビラーゴ250、ヤマハ・ドラッグスター250など、足つき性がよく、車検もいらない250ccクラスのバイクを探しに、羽田から大阪伊丹空港に着いたその足で、バイクショップ・ジョーカー大阪空港店に行ってみた。初めてクルマで伊丹空港に行ったのだが、バイクショップに行く予定はなかったのだが、ついでと言ってはナンだが、ラッキーだった。

バイクショップ・ジョーカーは、200台以上という関西トップクラスの在庫を誇る大型店のようだ。



さっそく、これら250ccの車種に跨ってみた。確かに足つき性は良いし、軽くて気軽に乗れて、これはこれでよいのだが、いつか不満がくるだろうと予測できた。そこで、W650という、大型二輪免許が必要で、もちろん車検もあるバイクに跨ったところ(以前にもあったが)、ST250と同等の足つき性を示したのである。


車検があるのが経費を考えればひっかかるが、どのみち任意保険には新たに入らなければならないので(原付二種の等級は引き継げない!)、長距離に行く可能性を考えれば、FZ1フェザーの対極をなすような、トコトコ走れるクラシカルなオートバイを所有するのは悪くないと思われた。しかし、店員にも言われたのだが、もし私がFZ1フェザーとW650の2台を所有するとなると、足つき性や気軽さから、もっぱらW650に乗ることになるだろうという予想がつくのである。

いま現在、本当に買うかどうかはわからない。ただ、このブログをオートバイ中心のブログとして末永く維持するためには、もう一台ぐらい買ってもバチはあたらないと思っている。なにせ、ガレージには余裕があるもので(笑)

2014年11月16日日曜日

藤沢駅「南口やきとん」にて、一人飲みました

1時間弱、ひとりカウンター席で飲みました。
もうちょっといたような感じがしますが、酔いが回ってくると時間感覚がなくなりますね。











シロ塩2本、ハツ塩2本、ハラミ塩2本、カシラ塩1本、ノドタレ1本、シロタレ2本
温玉シーザーサラダ

ビール(サッポロ)中生2本、白ホッピーセット1

合計3,010円

2014年11月15日土曜日

Facebookを利用解除しました

思うところあり、3年余使ってきたSNS、Facebookの利用解除をしました。

楽しいゲーム、Candy Crush は、Facebookと連動しないで iPad で可能なことがわかりました。一切の課金モードにすることなく、結構頑張ってましたから、これだけは止めたくありませんでした。

まだアカウントの削除には至っていませんが、そろそろその時期かとも考えています。なに食べたとか、どこ行ったとか、自分でやっていてバカバカしくなってしまいました。

いいね!押してくれない人がいるのは別に問題ないのですが、他の人にいいね!押して私には押してくれないのも、ちょっと差別されているようで嫌な気がしました。

今後は mixi,  Twitter, Google+, そしてこのブログで交流しようと思います。

2014年11月11日火曜日

下関までドライブしました(帰り編)

先週末に山口県下関市での学会参加のためにクルマで向った話の後編である。

専門医が資格更新のために参加すべきセミナーの終了が16時20分。自宅から下関までの行きに約8時間かかったということは、これから高速道を飛ばして帰っても、おそらく日付が変わらないうちには帰れないということが、容易に予想できた。

それでも、クルーズコントロール(CC)で80km/hの設定で走るつもりだから、あせらず、のんびりと走ることにした。中国自動車道の下関インターチェンジは予想外の大渋滞だったが、料金所を過ぎると九州方面が渋滞していて、大阪方面はスムーズだった。今回の下関行きの全行程で、渋滞はここだけである。


中国自動車道は、神戸など大都市周辺とインターチェンジ周辺をを除いて照明がない。そのため、ヘッドライトが照らす範囲外は漆黒の闇である。この日は霧があちこちに立ち込め、めったに使わない補助灯を使うシーンが多かった。もっとも補助灯を使ったところで、照らす範囲が左右に少しだけ拡大されるだけである。

また、対向車も少なく、大部分で先行車すらいないので、ハイビームを使用している時間が非常に長い。大都市圏ではハイビームなど無用の長物的なところがあるが、中国自動車道の夜では必需である。

80km/hで巡航しているということは、周囲のクルマの大半は追い越してゆくクルマである。であるから、こちらから抜きにかかるシーンはほとんどなく、ブレーキもアクセルも目的地まで使わないで済むのである。100km/h巡航ではそうはいかない。周囲のクルマとの微妙な速度差が、抜かれ、また抜き、せっかくのCCを使う価値がないようなものだ。

19時近くなり、昼食を抜いた分、腹ごしらえを早くしたくなり、美東サービスエリアで食事となった。このサービスエリアには、ラーメンチェーン店のげんこつらあめん花月嵐 が入っている。ちなみにこれは、にんにくげんこつラーメン花月の新ブランドだという。

まだガソリン残量があるので、次のサービスエリアまで間に合いそうだったが、ここから140km先の勝央サービスエリアまでは、高速道路上にガソリンスタンドがない。そのため、この七塚原SAまでの間には、「先140kmスタンドなし、七塚原SAで給油せよ」という看板に何回もお目にかかることになる。



七塚原SAは行きにも給油したスタンドだった。行きはENEOSの有人スタンドだったが、下りはセルフスタンド、しかもこの時間帯には施設に誰もいないようで、給油スペースを除いては明かりすらともっていなかった。

行きの給油では給油ノズルが自動的に止まる位置で給油が止められたが、セルフスタンドは目一杯給油できる。そのために、今回は、前回ギリギリまで給油しなかったため、実際の消費量より多くのガソリンを入れることになり、燃費計算は悪いと思われた。しかしそれでも、627.8km 走行して 55.13L だから、燃費は 11.38km/L となり、高速主体であるため、意外に良い数字が出たと思われた。

さいごの休憩は勝央サービスエリア。熱いデミタス珈琲缶を飲み、不意な眠気の予防とした。ちなみに今回の行程で眠気を感じたのは行きの一瞬だけで、帰りは眠気がまったく襲ってこなかった。長距離ドライブの大敵は眠気と疲労だが、繰り返しになるが、一見、ずぼらで眠気を誘うようなクルーズコントロールが、逆に過度な神経興奮を抑えて疲労も抑制している可能性が示唆された。


勝央SAを過ぎると、岡山県から兵庫県に入ってくる。このあたりもまだまだ山深く、中国自動車道は直線らしい直線がほとんどない。高速道路はあえて長い直線を作らないようにしているというが(その方針が出される前だろうか、東北自動車道は長大な直線区間がある)、中国自動車道はまさにカーブだらけという印象である。


 
 
勝央SAに到着した時点で、残すところ約200km。この時点で22時を回っていたので、80km/hで巡航していては、確実に日付を超えることになってしまう。期待したい帰宅時刻を午前1時半ごろに設定していたので、クルーズコントロールの速度を100km/hまで上げることにした。
 
するとどうだろう、抜かしていった高速バス(新宿まで!)や乗用車のほとんどは100km/hに満たない速度で走っているのだろうか、次々と追い抜くことになった。80km/hと100km/hの世界はまったく違うことに気がつく。
 
高速道路の緩やかなカーブも、かなりの緊張のレベルが上がる。普段は意識しない高速道路の幅も狭く感じるようになる。西宮周辺で雨が降ってきたため、その後は再び80km/hに戻した。
 
帰宅は1時20分。

2014年11月10日月曜日

インド料理ナマステ(山口県宇部市)

山陽本線宇部駅そばにあるインド料理店「ナマステ」に入ってみました。
下関にいったのが、なぜ宇部かといえば、宿泊施設がどこも満室で、
車で1時間離れた宇部に泊まるしかなかったからです。
 
 
ラーメンの来来亭と書籍の文教堂にはさまれた絶好のロケーションにあります。
 
 

ディナータイムでしたが、私としては珍しく、セットメニューを注文しませんで、
単品での注文となりました。
 
野菜カレー690円
定番のカレーです。下から3番目の辛さを注文しましたが、
まったく辛くありません。
 
バターチキンカレー950円
このお店のお勧めのようです。チキンにカレーが良くしみています。

チーズナン450円
熱々で提供され、チーズが良く伸びます。
 
明太チーズナン580円(初体験!)
明太子とチーズがこれほどマッチするとは思いませんでした。
明太チーズナンは食べきれずに持ち帰りました。
 
ナマステサラダ420円
大盛り! ドレッシングが良く絡んでいます

 
インドビール(キングフィッシャー)550円
癖もなく、さっぱりしたのどごしで、大変飲みやすいです。


 
19時30分ごろ訪問しましたが、ほぼ満席で、待っている客はいなかったものの、
ごらんのように待合席が用意されています。

下関までドライブしました(行き編)

この週末は学会のため、クルマ(メルセデス・ベンツCLK)で山口県下関市まで行きました。往復で1200kmを超える長丁場です。東京から大阪までの道のり(約500km)より長い、600km彼方の下関には土曜日の昼すぎまで到着する必要がありましたので、下記に示しますように高速道路を時速80km/hで巡航するとして、途中で休憩や食事もあると考えますと、ざっくり9時間はみておく必要があると思い、まだ夜も明け切らない土曜の早朝4時に自宅を出発しました。早朝6時47分、西の空に満月が出ていました。
 

往復を中国自動車道で向かいましたが、帰宅後にGoogle Mapで確認したところ、山陽自動車道のほうが片道で30kmも短いことがわかりました。おそらく、山間部を通る中国自動車道のほうが交通量が少ないと予想されましたので、この選択は悪くなかったと思っています。

西名阪自動車道から近畿自動車道、吹田ジャンクションから中国自動車道に入りました。急いでいる場合を除いて、私は高速道路では80km/hまでしか出さないです。クルーズコントロール(CC,オートクルーズ)を80km/hにセットして走りますが、大部分のクルマは抜いていってくれるので、CCを途中でキャンセルする必要がほとんどないのです。100km/lとは緊張の度合いがまったく違い精神的にもリラックスできますので、疲れや眠気を感じることがあまりありません。途中の休憩回数を少なくできるようです。

最初の休憩は兵庫県内の加西サービスエリアです。いつもは朝食を摂らないのですが、早起きして小腹がすいたので、ここでクロワッサンとカフェオレを買って朝食としました。

さらに走るとガソリン残量がすくなくなり、残り走行可能距離が30km程度の表示となったとき、七塚原サービスエリア(広島県庄原市)で給油します。ここは有人スタンドで、ノズルが自動ストップするところでいいですかと訊かれたので、それでOKしましたところ、燃費は13.82km/lという過去最高記録をたたき出しましたが、これは参考データでしょう。


去年のゴールデンウィークには、この先の三次インターから帰途について、最初に休憩したのがこの七塚原サービスエリアでした。今回は反対側のくだり線でしたが、これより先の中国自動車道は、私にとっては未踏の地です。ここから先は、ざっと計算して学会場に間に合わなくなる可能性がありましたので、CCの設定を95km/hまで上げて走ることにしました。

広島市の北部をかすめた後、長大なトンネルを何本も抜けると、島根県南西部の吉賀町(よしかちょう)に入ります。このあたりの交通量は驚くほど少ないです。土曜日は通常、日曜日よりはトラックが多いと思いますが、午前10時すぎだというのに、対向車は1分に1台ほどしかありません。中国自動車道は国土の大幹線道路だと認識していましたので、この少なさにはびっくりしました。

山口県に入ると、美祢市周辺では急勾配を上ります。遠くには秋吉台のカルスト地形が見え隠れしました。

下関インターまでの通行料金は8,780円でした。下関港近くのファミレスには12時20分に到着、そこから目的の市民会館までは3分ほどでした。途中の2回の休憩を入れて、8時間で到着しました。


この後、宇部市のホテルまで約50km引き返すかたちになります。

この日の走行距離は650kmでした。

2014年11月5日水曜日

メルセデス・ベンツSLに憧れて

昔、銚子の実家の近所には、「銚子セントラル」という映画館があった。小学生は一人で映画に行くことが学校で禁じられていたのだが、母が映画館の主人に口を利いて、何回か観に行ったことがある。

小学生時代に観た映画の中で、一人で観に行ったかどうかは記憶にないが、プロレスラー、ミル・、マスカラスのテーマソング、ジグソーが歌う「Sky High」が主題歌となった同名映画(原題は香港から来た男、かな)、オーストラリアと香港の合作だと思うが、「スカイ・ハイ」という映画があった。残念だが映画の内容は詳しく覚えていない。

スカイハイ / ジグソー

この映画で、主人公の香港人の男性と、オーストラリアの女性が恋に落ちるのだが、その二人が乗っていたのが真っ赤なベンツSLだ。当時の日本はスーパーカーブーム真っ盛りで、私も同級生に混ざっていろいろな車名を覚えたものだ。ベンツにはSクラスという上級サルーンがあり、そのオープンカーに相当するものがSLだということは知っていたし、おそらく当時の最高排気量の450SLではないかなどと、映画を観ながら思ったものだ。ベンツのオープンカーで颯爽と走る姿は、ものすごくかっこいい、なにか非現実的なシーンとして脳裏に焼きついている。

あれから約40年が経ってしまったが、このスカイ・ハイのSLが原体験として残っていて、SLに対する強烈な憧れとして続いている。ポルシェが欲しくなる瞬間もあるが、いまベンツに乗っているということから、ちょっとだけ現実的な選択として、発作的にSLが欲しくなるというものだ。ちょっと説明しにくい。

それで、一昨日の月曜日、ツーリングを終えてベンツに乗り換え、豊中市にある中古車販売店に、SL500の在庫があるようなので行ってみた。2002年モデルだが、なんと車両本体価格が150万円というもの。走行距離は7万キロを越えているが、メルセデスにとって7万キロは中間地点でもないだろう。

http://www.goo-net.com/usedcar/MERCEDES_BENZ__SL/index.html

ドアを開けると自動的にハンドルが電動で持ち上がり、レッグスペースを広くして迎えてくれる。運転席に身を沈めると、囲むようなセンターコンソールやドアトリム、ホールド感良好なシートもあって、個室という感じが非常に強い。インパネやセンターコンソールにしつらえた木目調パネルも質感が非常に高い。なにより、バリオルーフといって、16秒で自動的にオープンカーになる機構もすばらしい。

あまり時間もないためエンジンをかけただけで終わったが、ひとつ残念なことがある。車内が若干、たばこ臭いのである。千年の恋も一瞬で冷めるような、そんな気分であったが、SLはこれだけではない。また次のSLを求めて検索サイトをめぐってみようと思う。

残念ながら写真はない。

私のバイクが売れたそうです

昨日、北葛城郡河合町のバイクショップから連絡があり、下取りで売却したオートバイ、ヤマハXJR1300が売れたそうです。買ったお客さんは遠く広島の方だとのことで、中古バイク検索サイトからも消えていました。


嫁ぎ先が決まったのは嬉しい反面、いろいろなところに行ったことを思い出すと寂しいですね。それでも、新車で100万円の11年落ち、走行4万キロ以上の中古バイクが、45万8千円というのは高額だと思います。買った時は3年落ち12000kmで75万円でしたから。

この黄色、ストロボカラーとも呼ばれる鮮やかなイエローは、XJR1300の中でも特にプレミアが付いているようで、売値が高いようですね。クルマでもそうですが、手放すときの価値、リセール・バリューを考えて買うというのもアりですが、このバイクを買ったときには、そこまで考えていませんでした。

大型バイクではありますが、とても乗りやすく、街乗りから長距離ツーリングまでこなしてくれました。オートバイにあるのはスポーツ性と非日常です。乗用車にあるのは日常の延長でありますが、スポーツカーやオープンカー、そしてオートバイには非日常が溢れていると思います。

2014年11月4日火曜日

ヤマハのニューモデル、MT-09 に試乗!

ひと月前、八尾市にあるヤマは・オートバイの専門店、YSP大阪東で、ヤマハのニューモデル、MT-09に試乗した。弟分ともいえるMT-07の試乗については、すでに紹介したが、一つ前にMT-07の秀逸さを実感しており、よりワイルドだと評判のMT-09がMT-07とどう違うのか、単なるパワーだけなのか、後述するモード切替えによる走りの違いは実感できるか、2気筒エンジンのMT-07と3気筒エンジンのMT-09ではエンジンフィールに違いがあるのか等、興味津々である。


YSP大阪東には試乗を目的に行ったわけではなく、中古バイクでそのとき興味があったスズキ・バンバン200の在庫があるようなので、行っただけである。

すると気さくなスタッフが、ヤマハ・ニューモデル3車種(トリシティ、MT-07、MT-09)の試乗を勧めてきた。四輪車の試乗と異なり、誰かが同乗して運転のアドバイスをしてくれるわけでもなく、車種ごとにシート高も車重も異なるオートバイの試乗というのは常に不安だらけだ。


その不安を倍増させるような事件?が試乗の直前にあった。この店でMT-09を買ったばかりのお客さん、おそらく50歳前後の男性が、店のスタッフから「ものすごいパワーですから、アクセルを開けるときは慎重にお願いします」と、私の目の前で重ねて言われていたのだが、わかってますよー、とばかりに発車したら、ブオン!!と後輪がスライドしているではないか。試乗前からかなりのプレッシャーになった。

このMT-09には特筆すべき機能があるが、それは3種類の走行モードが選べることだ。現代のエンジンは燃料噴射装置に代表されるように電子化がすすみ、そのひとつがこの機能である。右手のスイッチで切り替えられるもので、真ん中がSTD、過激なAモード、そしておとなしいBモードである。Bモードでは最高出力も低く設定されているようで、発進もマイルドで、店のスタッフはMT-09に乗っているといいながらも、Bモード以外は使っていない、と断言していた。

そういうわけで、このバイクの試乗前からアドレナリンがみなぎってしまうのである。さらに、このスタッフからは脅された。とにかくSTDモードでも過激だという。Aモードは前後にクルマがいないときにお試しください、とも。これには相当ビビった。

しかし、いざまたがってみると、足つき性を含めてさきほどまでのMT-07とほとんど変わらないポジションがまた秀逸だ。オフロードバイクには及ばないが、高性能オンロードバイクでこれだけの軽さを感じるのは他にない。実際の車重もMT-07とほとんど違わないのではと思うほど。メーターがMT-07と異なり、右側にオフセットされているが、これはメーターが前席のちょうど真ん中に位置するクルマに最初に感じた違和感と似ているのではないか。


(上の写真:左にオレンジ色のMT-09、右にガンメタリックのMT-07)

エンジンをかけ、まずはおとなしいBモードで走り出す。それでもさすがに排気量分以上にトルク感が違う。MT-07と違い、ずぼらなクラッチミートをしても背中を押されるように走り出せる。そして右手にゆっくりと力をこめてスロットルを回すと、手の動きとリニアに速度が増していくのが解かる。非常に素直だが、あえて感覚的にいえば、レシプロエンジンというよりロータリーエンジンのような回転感というか、フリクションにロスがない、ということか、うまく表現できないが、簡単に言ってしまえばエンジンではなく電動モーターに近い感覚なのだ。

近畿自動車道と平行に走る大阪外環道という幹線道路に出るまで、ここは我慢のBモードでやり過ごす。この幹線道にでると、STDモードにシフト。Bモードでも決して抑圧された印象はなかったのだが、STDでパワーの伸びがぐっと増す。

そしてAモード。これはヤバい。過激すぎる! いくら命があっても足りない。。。というのは言い過ぎかもしれないが、自制心をこれほど必要とする瞬間はないだろう。なにせ本当に命がかかっているのだから。これらSTDとAモードによって、MT-09は本来の性能を発揮する。ポジションが「前傾のあるオフロード」という感じで、周囲に対する眺めがよい。それは安全にもつながるのだが、その状況での「過激」だ。

前後のサスペンションは極めてよく働いてくれているようで、加速時のフロントの浮き上がり、制動(ブレーキ)時のフロントの沈み込みを、しなやかに吸収してくれているのだ。ブレーキの利きもまったく不満がない。これは以前に乗っていたXJR1300での「まぁ止まればいい」というものではなく、確実に停止することをバイクに約束させられている、ぐらいの違いがあるといえるだろう。


一般道なので高速域を試すことはできなかったが、あらゆる速度域において、MT-07でも感じていた「人機一体感」がある。タイヤが手や足のように、ライダーの脳とシンクロしている感覚だ。MT-07では欲を出してロングツーリングにも、などと考えたのだが、MT-09では風と格闘するバイザーも不要で、ただ走ることそのものを楽しむ道具だと感じた次第である。

ガソリンは、こちらMT-09がハイオク指定、MT-07がレギュラーでOKというのも、両者のキャラクターをあらわしているのだと思う。