2014年12月26日金曜日

バイク用ナビ装着・新しいヘルメット購入

ここ1ヶ月ほど個人的に懸案事項だったバイク用ナビゲーションシステム。南海部品のKANIのバーをハンドルに取り付けて、携帯やスマホを固定できるようにしているのだが(ガラケーしか持っていないが)、やはりここは後付け電脳パーツの王者?であるナビをつけることにした。

イエローハット(2りんかんも系列)の株主であり、株主優待券が3,900円分あること、今月末まで使える全商品10%割引のハガキがあり、これらを握り締めて、大阪市生野区にあるバイク用品ショップ、生野2りんかん向かった。

ウェアラブルカメラのGoPro HERO3 White Editionを右カウルにサクションカップマウントで装着し、ローアングルからの撮影を試みた。



画像はなかなか良く撮れたと思っているが、音に関していえば失敗で、突然の雨を恐れてGoPro本体を密閉した完全防水用ハウジングに入れたため、正しくエンジン音を拾えていないのだ。カウルを通して伝わる振動が音として聞こえるのではないだろうか。本当のエンジン音はもっと気持ちの良いものである。後方に隙間のあるハウジングであれば、正しいサウンドになったかもしれない。次回リベンジとしよう。

自宅近くのガレージから目的の「ドライバースタンド生野2りんかん」まで30kmの道のり。ぴったり40分で生野区の店に到着した。別段、スピードを出したわけではないが、たまたま交通量が少なく渋滞が無かったことが幸いしたのだと思う。

Amazonで5インチのポータブルナビゲーションはどれも激安だ。1万円と少しあれば買える。だから、この店に並んでいる「当店オススメ」という、この店に置いてあるうちの安いほうのナビ3種は、3万円前後であり、他のものは6万円以上するものばかりだ。Amazonの安いものはユピテル社製のラインナップだが、この店はさすがにバイク専門店だけあって(併設して四輪向けのイエローハットがあるが)、すべてのナビが防水であることが特徴だ。

1万円台のユピテル社ナビを買っても、バイクで使う以上は防水ポーチに入れなければならない。防水ポーチとて完全防水ではないし、グローブをはめた手でのタッチ操作が滑らかにいかないだろうと予測がつく。だから、この店に来てしまった以上、安いナビは買わずに、3万円のものを買うべきなのである。そこは踏ん切りがついた。

店内に掲げてある工賃一覧表に「ナビ取り付け」がなかったのだが、スタッフに尋ねると、配線と取り付けで7,000円の工賃だという。自分でキレイに取り付けることは難しいし、第一面倒なので、ここは出費だが、仕方がない。

ナビはこれを買った。
http://www.kaihou.com/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/1991.html

Amazonでの評判はさんざんだったが、改良されて使いやすくなったようだ。ナビのデータを更新できないのがデメリットだが、26,820円と一番安価であり、店のスタッフは一押しだったので、これに決めた。

続いてヘルメット売り場に場所を移し、同じスタッフからヘルメットの説明を受けることにした。私はこれまで一度だけ、ジェット型ヘルメットでアライ・ヘルメットを使っていたことがあるが、フルフェイス型ではアライを買ったことはない。その理由は「OGKやヤマハ(ワイズギア)に比べて明らかに価格が高い」からである。ヘルメットの性能は3年とされているが、消耗品で買い換えていくのであれば、高いものは必要ない、と思っていたからだ。帽体の性能もそれほど変わらないだろうし、と。しかし今回、妻に促され「どんなに高くても最高性能のヘルメットを買う」ことを決めてきた。

ナビを紹介してくれたこの店員さん、ヘルメットメーカーの違いについても明確に答えてくれた。ヘルメットに関する疑問がすべて融解したのである。結論を言えば、「命が惜しくなかったらアライを買え」ということだ。アライは全ラインナップについて、国際的に最もハードルの高い安全性能の評価である、スネル規格に適合しているという。スネル規格自体についての疑問もあるようだが、それはさておき、他社はこうではない。ライバルとされるショウエイ(昭栄)は、上級のレース用ヘルメットにスネル規格に適合したものはあるが、他はすべて日本のJIS規格だとのこと。OGKやワイズギアしかり。JIS規格もかなり厳密になったとはいえ、スネル規格には及ばないというのだ。たとえば、鋼鉄で先の尖ったような形状の重量物がヘルメットに落下してきても、頭に影響しないという項目もあるという。

したがって、アライ以外のメーカーはヘルメットの安全性能はJIS規格どまりで、デザインなど他の要素に力を注げることになるという。なるほど、これで他メーカーがスタイリッシュなヘルメットや、一見フルフェイスヘルメットのように見えて、顎の部分が開いてジェットヘルメットのようになるモデルをラインナップしている理由がわかった。

そこで決めたのが、アライRAPIDE-IR(ラパイドアイアール)
http://www.arai.co.jp/jpn/fullface/rir_t.htm

これまで白か明るいカラーのヘルメットを買ってきたが、今回は艶有りのブラックを選んでみた。ガンメタのボディカラーに合わせた格好である。

さて、ナビの取付けは当日は予約がいっぱいで、預けてもらえば早ければ翌日できあがるという。日常的にバイクを使うわけではないので、この日はバイクを置き、買ったヘルメットも置いておいてもらい、後日ふたたび訪れることにした。

近くの北巽駅から地下鉄で鶴橋まで出て、そこで焼肉ランチを堪能し、510円の特急料金を支払って、重いヒットエアのジャケットに革パンツ、シートバッグ一式という、なんともくたびれる荷物を持って、帰途についた。