2016年3月19日土曜日

ハーレーダビッドソンXL883Lにキャリアを取り付けました

昨年、ハーレーダビッドソンの小型モデル、スポーツスター・ファミリーのXL883L SuperLowを衝動買いしてしまい、20数年のバイク暦の中でアメリカン初所有となったわけですが、最大のネックは積載性でした。

トップケース(リア後方に取り付ける樹脂製の箱、トランク)と親和性の高いビッグスクーターはじめ、両サイドのパニア(左右の樹脂製の箱)が取り付けられたBMWなどツアラー、さらにトップケースが取り付けられるネイキッド暦が長く、アメリカンの積載性の少なさは長距離ツーリング志向のある私にとって、積載性の問題は克服しなければならない山でした。

アメリカンに良くある左右に振り分けられた合成皮革製のサドルバッグを取り付けましたが、左は大きく最大26リットルの容量ですが、右は10リットルと、合計36リットルしか確保できず、その容積は小型スクーターに取り付けたトップケースよりも少ないです。もちろん、ヘルメットは収納できません。フロントフォークにツールバッグを取り付けて、なんとか容積を確保してはみたものの、ワンタッチで開閉でき、ある程度の耐候性もある樹脂性ケースにはまったくかないませんでした。

後方にキャリア(荷台)さえ取り付けられれば、FZ1フェザーに取り付けていた、イタリアGIVI社製のベースプレート、そしてGIVIトップケースが取り付けられるのです。実際にスポーツスター用のキャリアは各社から販売されているようなのですが、インターネットで検索する限りは、どうも私の要望にマッチする製品は少なかったのです。

と申しますのも、後席の上に取り付けるものが多く、タンデム(二人乗り)ができなくなるからでした。後席の後方に取り付けるタイプのキャリアでも、やたらと大きかったりして、美しいスポーツスターのスタイルを損なう製品が多いように思えました。

今回、ゴールデンウィークに四国をソロツーリングする計画を立てましたが、積載容量確保は最大の悩みどころで、左右のサドルバッグにツールバッグ、そしてリアシートの上にはシートバッグ(容積最大14リットル)を取り付ければ、なんとか合計53リットルの容積を確保できるだろうと思っていたところでした。

Googleでスポーツスター用のキャリアを「画像」として検索してみると、どうも私の要望をかなえてくれるキャリアが見つかりました。それが、ワールドウォーク社製のキャリアです。

当初、キャリアをつけることでスポーツスターのスタイルを損なうと考え、この製品の注文には二の足を踏んでいたのですが、もう一台のレイダーは「見せびらかし用」のオートバイにして、このハーレーは、実用サイドに振り分けようと思い、美しさが多少損なわれてもかまわないと思い始めたので、思い切って注文することにしました。

驚いたのは、注文当日に発送のお知らせが届き、さらに翌日には届いたということです。昨夜はこちらは雨だというのに、軒下でキャリアを取り付け、さらにGIVIモノロックベースを取り付けました。

ナンバープレートのステーに、このキャリアと一体になった後方のプレート部分をどう取り付けるのかが悩みどころでしたが、ステーの上のほうにあるボルトを外して開放し、挟み込む形になっているステーの間にこのプレートを埋没するカタチで取り付けました。製品に付属してきたボルトとナットの組み合わせは使いません。


本日は雨がやんだので、近所の洗車場に出かけました。サドルバッグやツールバッグを外していきましたが、今後はツーリング以外でのサドルバッグの出番はないかもしれません。

タンデムしたい、そしてスポーツスターの美しさを損ないたくない、という二律背反を、このキャリアはかなえてくれました。ゴールデンウィークのツーリングが、今から楽しみです。