2016年9月11日日曜日

ハーレーダビッドソンのトライク FLHTCUTGトライグライドウルトラ に試乗しました

先週、京都北部へのツーリングで路面のギャップを超えるとき、愛車XL883Lのフロントサスペンションから一瞬、安っぽい金属音が聞こえました。同時に、ちょっと突き上げが厳しく感じられたのです。もともとローダウンしているマシンですから、乗り心地、クッション性能はそれほど期待できませんが、しかしそれまで気が付かなかった異音がするわけで、これは一度ディーラーで見てもらわなければならないかな、と思っていました。それでもしばらく走ると、あまりに気になりません。もしかしたら、そろそろサスペンションオイルの交換時期なのかもしれませんが、しばらく様子を見ることにしたいと思いました。

そこで今日は、Tシャツやキーホルダーなど、ハーレーダビッドソンのアパレル類をみるため、尼崎市の寺田モータースさんに出かけてみました。先日来、Instagramでも相互フォローの関係になっており、お世話になっているところですが、たいへん失礼なことに、これまでこちらで何も買ったことがないのです。そこで今回は、ハーレーダビッドソンオリジナルの、バックプリントのTシャツと、やわらかいマスコットが付いたキーホルダーを買いました。

と、店のに目を向けるとハーレーダビッドソンが2014年に発表した三輪バイク、FLHTCUTGトライグライドがあるではありませんか! これは四輪の免許(MT免許)で乗れる、逆に言えば、二輪の免許では運転できない乗り物なのです。興味はありますし、機会あれば運転してみたいとは思っていましたが、お店のスタッフの方に勧められ、急きょ、試乗することになりました。


三輪バイクはトライクと呼ばれ、昔あったオート三輪とは違います。現在では、このハーレーのような前輪1後輪2のタイプのものと、カナダCAN-AM社のスパイダーのような前輪2後輪1のタイプに大別されます。道路交通法では四輪の免許が必要であり、二輪の免許では運転できません。

スパイダーもそうですが、トライクは二輪車のようにカーブで車体を傾けることはできず、四輪車と同じようにハンドルで舵を切ることで曲がります。ところが車体は立ったままですから、運転者には遠心力が大きくかかります。二輪車ならばまたる方向に重心が移動しますが、トライクでは逆に外側に重心が移動してしまします。これが大きな違いです。

これはカーブや交差点だけではなく、わずかなカーブのある直進中心の道路でも同じです。微妙なハンドリングを駆使しながら走行しますから、スピードが上がれば慣れない遠心力が常時かかることになります。試乗した間ですと、これが不快感となって記憶に残るのです。上の動画ですと、最初の信号を長時間待った後の右折で、川沿いの道を走りますが、その部分がこのような不快感を覚える道です。