2016年7月28日木曜日

アンテナ一体型バイク用ETCの罠

アンテナ一体型のバイク用ETC。別体型ETCにある、シートの開け閉めや、本体格納ケースの開閉などの煩わしさがないのがメリットで、私のハーレーダビッドソン・スポーツスターにも取り付けてあります。

これまでずっと正常に作動していましたが、最近、ETCゲートで認識するときとしない時がありました。それでバーの真ん中を突っ切って、料金所の係員にETCカードを渡して清算したり、強行突破の形になっても降りるインターの料金所では自動的にゲートが開いたりと、動作に一貫性がありませんでした。

そこで販売店経由でメーカーに修理に出したところ、電気系統は異常なしとのことで、メーカーの人たちもあれこれ考えらしいのですが、原因は本体の上部に貼っていたメタルのシールではないかというのです。金属を含んだ素材が通信障害を引き起こしたらしいのです。私のケースで言えば、ハーレーダビッドソンのロゴマーク「1」のシールがそれです。確かに、これを貼って以降に限り、動作が不安定でした。



ETCのアンテナは、鏡面仕上げのスクリーンの陰にかかった場合、通信障害を起こすことがあると聞いたことがあります。一体型は本体そのものがアンテナであることを再認識させられた一件でした。

そして、バイクのスタイルを考えると、アンテナはできるだけ目立たないところに設置したいのですが、一体型は、はなからハンドルに取り付けるもの、と杓子定規に考えるのではなく、まるごとリアシート下に格納すれば、ETCそのものをステルスさせられますね!

一体型ETCを利用しているライダー各位においてはご注意あれ。