2016年3月21日月曜日

大阪モーターサイクルショーにいきました

3月20日、インテックス大阪で開催中の大阪モーターサイクルショーに出かけてみました。このショーに行くのは初めてです。


会場はインテックス大阪の2つのホールで、一つはメーカーや大手ショップ、もう一つはカスタムショップがメインのブースでした。


メーカーブースのうち、最大の面積を確保していたのはBMWモトラッドです。この310ccの新しいマシンは、日本の普通二輪免許にも対応した野心的なバイクで、吸気が前方、排気が後方というエンジンレイアウトを採用しています。国内の250cc~300ccクラスの盛り上がりに呼応して、このモデルも女性や若者を中心にヒットすると思います。もちろん、価格も野心的な設定にするべきでしょう。


ダートフリーク社が開発した、ヤマハMT-09をオフロードマシンに改装したモデルです。もともとスリムな車体は最低地上高も確保され、モタードに近いディメンションのモデルですから、オフロード仕様も決まっています。ワイルドなエンジン特製と合わせて、ダートの世界でも楽しめそうです。

執筆途中

2016年3月19日土曜日

ハーレーダビッドソンXL883Lにキャリアを取り付けました

昨年、ハーレーダビッドソンの小型モデル、スポーツスター・ファミリーのXL883L SuperLowを衝動買いしてしまい、20数年のバイク暦の中でアメリカン初所有となったわけですが、最大のネックは積載性でした。

トップケース(リア後方に取り付ける樹脂製の箱、トランク)と親和性の高いビッグスクーターはじめ、両サイドのパニア(左右の樹脂製の箱)が取り付けられたBMWなどツアラー、さらにトップケースが取り付けられるネイキッド暦が長く、アメリカンの積載性の少なさは長距離ツーリング志向のある私にとって、積載性の問題は克服しなければならない山でした。

アメリカンに良くある左右に振り分けられた合成皮革製のサドルバッグを取り付けましたが、左は大きく最大26リットルの容量ですが、右は10リットルと、合計36リットルしか確保できず、その容積は小型スクーターに取り付けたトップケースよりも少ないです。もちろん、ヘルメットは収納できません。フロントフォークにツールバッグを取り付けて、なんとか容積を確保してはみたものの、ワンタッチで開閉でき、ある程度の耐候性もある樹脂性ケースにはまったくかないませんでした。

後方にキャリア(荷台)さえ取り付けられれば、FZ1フェザーに取り付けていた、イタリアGIVI社製のベースプレート、そしてGIVIトップケースが取り付けられるのです。実際にスポーツスター用のキャリアは各社から販売されているようなのですが、インターネットで検索する限りは、どうも私の要望にマッチする製品は少なかったのです。

と申しますのも、後席の上に取り付けるものが多く、タンデム(二人乗り)ができなくなるからでした。後席の後方に取り付けるタイプのキャリアでも、やたらと大きかったりして、美しいスポーツスターのスタイルを損なう製品が多いように思えました。

今回、ゴールデンウィークに四国をソロツーリングする計画を立てましたが、積載容量確保は最大の悩みどころで、左右のサドルバッグにツールバッグ、そしてリアシートの上にはシートバッグ(容積最大14リットル)を取り付ければ、なんとか合計53リットルの容積を確保できるだろうと思っていたところでした。

Googleでスポーツスター用のキャリアを「画像」として検索してみると、どうも私の要望をかなえてくれるキャリアが見つかりました。それが、ワールドウォーク社製のキャリアです。

当初、キャリアをつけることでスポーツスターのスタイルを損なうと考え、この製品の注文には二の足を踏んでいたのですが、もう一台のレイダーは「見せびらかし用」のオートバイにして、このハーレーは、実用サイドに振り分けようと思い、美しさが多少損なわれてもかまわないと思い始めたので、思い切って注文することにしました。

驚いたのは、注文当日に発送のお知らせが届き、さらに翌日には届いたということです。昨夜はこちらは雨だというのに、軒下でキャリアを取り付け、さらにGIVIモノロックベースを取り付けました。

ナンバープレートのステーに、このキャリアと一体になった後方のプレート部分をどう取り付けるのかが悩みどころでしたが、ステーの上のほうにあるボルトを外して開放し、挟み込む形になっているステーの間にこのプレートを埋没するカタチで取り付けました。製品に付属してきたボルトとナットの組み合わせは使いません。


本日は雨がやんだので、近所の洗車場に出かけました。サドルバッグやツールバッグを外していきましたが、今後はツーリング以外でのサドルバッグの出番はないかもしれません。

タンデムしたい、そしてスポーツスターの美しさを損ないたくない、という二律背反を、このキャリアはかなえてくれました。ゴールデンウィークのツーリングが、今から楽しみです。


2016年3月14日月曜日

XL883Lのバッテリー上がり、シートバッグ取り付け、ヘッドライトバルブ交換

昨夜、XL883Lスーパーローに乗ろうとエンジンを掛けたところ、セルモーターがまともに回りません。最後に乗ったのが20日前ということで、その間にバッテリー残量が底をつきそうになったということです。思い起こせば、この2ヶ月ほど、セルモーターの回りがイマイチの印象を持っていたのですが、まさかこんなに早くバッテリーが上がってしまうとは予想すらできなかったのです。

それで、今日は朝からポータブルバッテリー(先日内蔵バッテリーを新品に換えたヤツ)を車庫に運び、ジャンピングを試みました。スポーツスターのサイドカバーは手で簡単に取り外せます。そこにバッテリーが鎮座しているのですが、手前にプラス端子があります。プラス端子はカバーで覆われ、ボディに流れるマイナスとショートしないようになっているのですが、ハーレーのバッテリーは手前がプラスということで、金属製のスパナを不用意に接触させると、ショートする危険があります。通常、バッテリーのマイナス端子を外してから作業しますが、このバイクはセオリーと逆なので注意が必要です。



もっとも、今回はバッテリーの交換ではなくジャンピングです。とりあえず、ポータブルバッテリーに接続したブースタケーブルのプラスをプラス端子に、マイナスはエンジン近くの金属部分(ボディアース)に接続し、数秒後にセルボタンを押してみました。



すると、ただちにエンジンが目覚めました。この後10分ぐらいポータブルバッテリーから充電する形で放置したのですが、その後にブースターケーブルを外して始動を試みたのですが、やはりダメです。それで、近所を20分ぐらい走ってきて、同様に始動すると、こんどは普通にかかりました。これで始動しなかったら、発電機(オルタネータ、ジェネレータ)が壊れている可能性がありました。
とりあえず、普通にエンジンがかかるようになったので、しばらく様子見となりますが、GWツーリングを控えてバッテリーは新品にする必要があると思いましたので、それは来週にしていただくことにしました。

続いてヘッドライトのバルブ交換です。今日は、午後からどこかバイク用品店に出かけ、その現地でバルブ交換をしたかったのです。それで、自宅の駐輪場でひとまず、バルブ交換の練習をしました。



バルブの形式は一般的なH4です。ヘッドライトのガラス面周囲のリングをプラスドライバーで外せば、バルブの後方にアクセスできます。バルブの端子がはまっているカプラーを取り外すのが至難の業で、あるサイトを見ますと「力が要る」との記載がありました。

プライヤーを持ち出して、コネクター(上の写真で黄色いコードが接続している黒いプラスチックの箱)を思いっきり引っ張ったら、バルブの端子から外すことができました。実はこの後、関西国際空港の横断橋の袂にある バイクワールドりんくう店 に初めて行ったのですが、そこで4,000円台の明るいバルブを買い、その駐車場で取り付けたのですが、このときも持参したプライヤーでエイヤッとばかりに外せたのですが、どうやらコネクターに爪がついていて、それを押しながら引っ張るとそれほど力が要らないようでした。プライヤーでコネクターとコードの一部を傷つけてしまいました。それでも無事に転倒しましたので結果オーライですが、もう少しわかりやすくコネクターの形状ができていればと思いました。


転倒しているところの写真はありませんが、青っぽいガラス面のバルブが入っているのがわかると思います。実際、曇り空の夕方で、これまでよりも明らかに明るい光が照射されていることが確認できました。

なお、今日は他にもリアシートを取り外してベルトを取り付け、シートバッグを取り付けてみました。レイダーにつけてあった右側(マフラー側)サドルバッグも取り付けて、きたるGW四国ツーリングに備えています。


2016年3月8日火曜日

ぼたん鍋を食べに、吉野の小さな旅館に出かけました

昨日3月7日は月曜日という平日ですが、職場の同僚と仕事を終えた後、車2台に分乗して、奈良県五條市西吉野町にある千成荘(せんなりそう)に一泊で出かけました。

ぼたん鍋を食べに行くというのが名目ですが、私はこのぼたん鍋というイノシシ肉を使った料理を食べたことがありませんので、楽しみにしていました。


美しいお肉の盛り付けです。野生のいのししの肉ということもあり、良く煮てくださいとのことでした。野菜は下の写真のようになります。


煮込みます。


おいしくいただきます。


いのししの肉は豚肉に煮ていますが、身がしっかりしているためか、歯ごたえが少しありますね。変なクセはありません。



部屋からは裏手の川がみおろせます。

2016年3月7日月曜日

洗車しました

昨日の鳥取ツーリングにて、雪解け水が流れる道路を走ったため、愛車XV1900CUは下半分を中心にかなりドロドロ汚れてしまいました。私は洗車というものをサボりがち、というか、車は下駄代わりと思ってきたので、年に3回も洗車すればよいほうなのですが、このレイダーはそういうわけには行きません。

なにせ、「見せびらかすこと」にレイダーの本分があるのですから、洗車をサボると何のためにレイダーを買ったのか、わからなくなるからです。

そこで、自宅から1kmほどにあるコイン洗車場に行きました。昨年の11月に買って以来、2回目の洗車となります。私にしては、ものすごく頻度が高いです。



むき出しのエンジンもジェット水流で洗いますから、ワックスのあるコースは不要です。それで400円の水洗いだけ4分のコースを選択したのですが、100円玉しか使えません。併設された自販機は2台とも釣銭切れで500円玉や千円札は使えず、仕方なく近くのスーパーの前にある自販機で缶コーヒーを買うことにしました。

このオートバイにとって、雨の日はもとより、雨上がりの濡れた路面も大敵ですね。天気予報を常に気にしてのツーリングになりそうです。

2016年3月5日土曜日

XV1900CUレイダーで初の日帰りロング・ツーリング敢行!

昨年11月に、国産バイク最大排気量のヤマハXV1900CUレイダーを手に入れてから、いまだ本格的な長距離ツーリングに出かけたことはありません。1月に当てもなく奈良や京都南部をぐるっとめぐった190km弱のミニ・ツーリングはありましたが、高速道路を使ってのツアラーとしてのレイダーの真価が体感できるような旅は未経験だったのです。

今回、ハンドル右側にバッテリーから電源が供給されるUSB電源「DCステーション」を装備したことに加え、アクションカメラGoProのLCDバックモニター(液晶画面)を手に入れましたので、その使い勝手とともに、ツーリングをレポートしたいと思います。

私のレイダーのハンドルには、すでにKAIHO製のナビゲーションシステムが装備されており、そこに加えてのDCステーションでした。ナビは専用のステーを介して取り付けてありますが、ハンドルにもはやGoProを取り付けるスペースがほとんどありません。無理に取り付けようとしますと、GoPro本体の角度の設定がややこしくなったり、取り付け部品の大きさもあって、余裕がなくなっているのです。

そこで、出発時には、GoProを下の写真のように右ウインカーステーに取り付けてみました。


お分かりいただけますでしょうか。ウインカーの上にチョコンと載っているのがビデオカメラGoPro HERO3 Black editionです。これで撮影したのですが、走行中は本体に手が届きません。やろうと思えばやれないことはないのですが、走りながらウインカーあたりを触るということで、バランスを崩すことになり、非常に危険です。しかも、どう取り付けても本体を水平に保つのが難しいのです。

このあたり、WiFiでリモート操作するリモコンがほしいのですが、それは今後の検討課題としました。



この状態で8時40分にガレージを出発し、阪神高速を経て中国池田インターから中国自動車道に入りました。途中、携帯電話を自宅に忘れてとりに戻って15分ぐらい損しましたが、10時10分に西宮名塩(にしのみやなじお)サービスエリアに到着しました。


ここでGoProが斜めに取り付けてあるのが判明しましたので、移設を考えました。ハンドルそのものはやはり余裕がないようですが、ナビを取り付けてあるステーに付けられないかと思いつきましたところ、ナビを左に1cmぐらいずらしますと、余裕を持って取り付けることができました。


USB電源コードも確認できますでしょうか。左側から見ると、こんな感じです。ナビとも干渉していません。


唯一のデメリットが、LCD画面がナビに隠れてしまう、ということです。下の写真ではわかりにくいですが、左手前にあるのがナビです。


このあと、高速道路走行中にGoProの電源を入れようとグローブ越しに押してみるのですが、ボタンを押しているという感覚がグローブからは伝わりにくいのですが、それでも電源が入らないことは通常ありません。ところが何回もチャレンジしても一向に電源が入りません。

しかたなく、70キロ先の安富パーキングエリアに停まり、直視下で電源ボタンを押しますが、やはり電源が入りません。故障したかと思いきや、いったんバッテリーをはずして再度入れなおしたところ、きちんと電源が入るようになりました。



GoProはHERO3まではトラブルが多いようです。また、使用中に熱を帯びてくると動作が不安定になるのもHERO3の特徴のようです。HERO3+やHERO4では、そういうバグ的な動作不安定がだいぶ解消されていると聞いています。それでも、今回の後半は、ずっとモニターで前方の景色を映しながらGoProを見守りましたが、トラブルなく進めました。

さて、実は今回のツーリングも出発時に目的地を決めていないという、いつもながらの私の風見鶏的ツーリングなのですが、できれば鳥取砂丘まで行きたいと思っていたのです。私は47都道府県すべてに行ったことがあるのですが、県庁所在地で唯一、足を踏み入れていないのが鳥取市なのです。宿泊したことがない県庁所在地でしたら、青森市とか福井市、佐賀市などいくつかありますが、足を踏み入れたことがない、というと鳥取市しかありませんでした。

それもあって、私の中での最後の秘境県庁所在地、ということで心の奥で鳥取市に行きたかったのです。今回は気ままなソロ・ツーリングですから、思い切って行くことにしました。

当初は鳥取自動車道を使って一気に鳥取砂丘を目指すつもりでしたが(それも自宅を出発してからのスケジュールです)、兵庫県宍粟市(難読市名:しそうし)の山崎インターチェンジを前にして、ここで降りようと思ったのでした。



宍粟市を南北に貫く国道29号線を北上します。すでに鳥取市90kmという標識があり、あとは鳥取を目指すだけになります。昨年にいちど氷ノ山(ひょうのせん)に行こうと予定を立てただけで実現できなかったのですが、その時の知識が土地勘に役立ちました。

兵庫県もかなり山深いですね。宍粟市は平成の大合併で誕生した新しい市ですが、中心市街地といえば、この旧・山崎町に相当するのでしょうか。初めての場所なのでよくわかりませんが、合併した後の一体感は醸成されているのか心配になります。旧町村が合併した新市は、郡が市に変わっただけのような感じがするのですが、違いますでしょうか。

され、そんなことを考えながら走っているうちに、最初の道の駅みなみ波賀(はが)に到着しました。この駐車場は奥が若干下がっており、それに気づかずに前から駐車してしまうと、後ろに取り回すときに一苦労しそうです。ヘビー級のレイダーでは、路面がちょっと斜めになっているだけでも、とても非力な私の力では上りを押すことができません。


多少の土産を買った後、すぐに出発します。鳥取県境が近づくにつれ、路肩の積雪が増えてきました。県境の新戸倉トンネル手前の除雪ステーションにレイダーを停めてみました。雪解け水でのスリップが怖いです。


鳥取県に入り、またまた道の駅です。道の駅若桜。若桜と書いて「わかさ」と読むようです。国道を挟んだ反対側に夢豆庵という洋食屋さんがありましたので、ここで鹿カレーを食べました。実は先ほどの道の駅みなみ波賀で、ジビエカレーというレトルトカレーを土産として買いました。野生動物の肉をジビエ肉といいますが、その鹿肉が入っているそうです。鹿肉はちょっぴりクセがありますが、カレーとはよく合うようですね。おいしくいただきました。


この道の駅でも土産を買いました。鳥取に来たということで20世紀梨を買ったのですが、シーズンでなくて不安がありましたが、帰宅後、その不安は見事に適中してしまいました。2個500円でしたが、2個とも虫が内部でわいていたのです。これには参りました。うち1個は虫食い部分を避けて食べてみましたが、ちょっと寝ぼけた味でした。

さて、いよいよ鳥取市に入ります。鳥取市街地を避けるように、国道29号は立派な外環道路として市中心部の西側を北上します。鳥取市は県庁所在地ですが、比較的小さな都会といった感じでしょうか。郊外にはすぐに田畑が広がり、国道29号周辺はロードサイド型店舗もさほど多くなく、日本の他の都市とは異質な感じがします。市中心部の高層建築が遠くからも見え、中心市街地からどの方角にいるのかが、よくわかる感じがします。

15時ちょうどに鳥取砂丘に到着しました。鳥取砂丘ジオパークセンター前の駐車場に停めましたが、バイク駐車料金は200円です。四輪は500円のようです。


さっそく鳥取砂丘に向かって階段を登ります。こんな注意書きがありました。あと、犬も連れて行けますが、放し飼いはもちろん禁止、フンも持ち帰るよう注意書きがありました。



階段を上ると見えてきました。これが鳥取砂丘で、向こうに見えるのは日本海です。




ちょっと前に、Google Mapで鳥取砂丘の規模を把握していましたので、実物を見て「なんだ狭いじゃないか」とは感じませんでした。あくまで砂浜の一環であり、決して砂漠ではないのですから、広さには期待していません。それでも、砂紋ガ延々と続く様子、風が吹いてきて砂が地面すれすれを飛んでいく様子は、砂丘ならではの自然を感じました。

海の見えるところまでは10分ぐらい歩いていくのですが、砂の坂を上るのは大変ですね。2つ上の写真がその坂で、それを上りきると海が見えてきます。


観光らくだもいましたが、遠くからでよくわかりませんでした。

帰りは高速道路で一気に帰宅します。当初は帰宅予定時刻を18時に設定していましたが、それは無理なので、できるだけ早くたどり着けるインターチェンジから乗ることにします。鳥取インターがそれで、鳥取自動車道をはじめて走ることになりました。

行きの西宮名塩SAと帰りの加西SAで給油しましたが、レイダーの燃費はなかなかです。行きがリッター19.07km、帰りがリッター24.80kmという結果でした。後者は、ほとんど渋滞なく、高速道路主体の使用法でたたき出した数字です。

帰宅は19時55分となりました。

★本日の走行距離: 484.1km


・・・というわけで、旅行記はここまでにして、レーダーのツーリングマシンとしての性能を評価してみたいと思います。今回の一日ツーリングで見えてきたことがありますので、それとあわせての評価となります。

私はレイダーを、「もちろんツーリングも可能だが、それよりは都市部で周りに見せびらかすように走るバイク」と捉えています。つまり、「レイダーでどこを走りに行くの?」と考えた場合、一般的なツーリングコースを思い描きにくいのです。ワインディングロードでもなく、海辺のシーサイドラインでもありません。行くところといえば、「都会に決まっているだろう」と言われそうなぐらいです。

それは乗車ポジションに現れています。高めのハンドルとフォワードコントロールからなる「弓なり」のポジション。身長165cmの私にとって、このポジションは決して快適とはいえません。しかし今回の高速道路利用において、レイダーのポジションは2通りある、と考えるにいたりました。

右足のブレーキ操作と左足のギア操作を確実にこなすには、シートの前よりに乗車することが必要になります。混雑した都市内を走行するときのデフォルトポジションと言ってもよいでしょう。

一方、ペダル操作がほとんど不要となる(それなら踏み込んでクルーズコントロールがほしい!)高速道路の巡航では、シートの後ろより、リアシートにもたれかかるぐらいの位置に座り、腕も伸びきる姿勢が意外とぴったりとします。しかし、実際にはこの姿勢は長距離はつらいです。そこで、かかとをステップに乗せ、いかにも!というポジションで乗ることになるのですが、私の場合、これがしっかり決まるのです。

このように、レイダーをツーリングに用いる場合、各自が自分に合った、そして疲労の少ないポジションを見つける必要があると思います。

次に積載性についてです。ノーマルのままのレイダーでは、積載性は限りなくゼロといえます。リアシートに荷物をくくりつける程度しかできないでしょう。そのため、スタイルを損なわずに積載能力を上げるには、サドルバッグの登場になります。

サドルバッグを取り付けるにあたり、タイヤや駆動系にバッグが干渉するのを防ぐため、サドルバッグサポートは必須となります。また、その上部に取り付けるレールあるいはハンガーと呼ばれる部品も、種々のバッグをスタイルを損なわずに取り付けるには必須となります。私のレイダーには、この状態に加えて、左側に容量26リットルのサドルバッグ(デグナーNB-42)を、右側にはマフラーと干渉しない10リットルの小さなサドルバッグを取り付けています。これで容量は36リットルが確保でき、おそらくこの状態で2,3泊のツーリングは可能になると思います。

とはいえ、それはあくまでビジネスホテルなどの宿泊施設に泊まるという前提での話です。キャンプツーリングであれば、やはりシート上にくくりつける必要があるでしょうし、タンデムですとほとんど不可能なレベルかもしれません。

というわけで、レイダーの積載とほぼ同一のハーレーダビッドソンXL883Lで行く泊まりのロングツーリングも、いまから楽しみです。