2019年6月29日土曜日

三河湾の篠島と日間賀島に行きました

6月の14日、日帰りで三河湾に浮かぶ離島、篠島(しのじま)と日間賀島(ひまかじま)に行ってきました。知多半島先端の師崎港(もろざきこう)まではZRX1200DAEGで向かい、そこにバイクを置き、高速船で2つの島を巡ります。乗船時間は、師崎から篠島、篠島から日間賀島西港、日間賀島西港から師崎へ、それぞれ10分程度と船酔いする時間もありません。

まずは伊勢湾岸道をいったん降り、知多半島道路に入るとガソリンが無くなりかけたので、大府市のセルフスタンドで給油しました。リッター23km台と、高速走行が多かったこともあり燃費は上々でした。


そこから小一時間もかからず師崎港へ。二輪車は駐車料金無料というのがありがたいですね。ヘルメットはワイヤーロックしてタンクの上へ、タンクバッグなど持ち歩かないものは建屋内のコインロッカーに入れておきます。財布とカメラをもっていざ出発です。


午前11時半出発の高速船に乗ります。2島を巡る周遊チケットは1370円で、各島一回だけ立ち寄ることができます。かなりスタイリッシュな船ですね。旅心を盛り上げてくれます。


篠島に到着し、数分歩くと食事処がありました。喫茶・仁です。名物のしらす丼900円を食べましたが、これが実に美味い。私は以前に湘南に住んでいて、その時によく食べたしらすよりもなぜか美味いんです。生しらすを勧められましたが、食べませんでした。通は生しらすを食べると言いますから、ちょっと後悔です。次回は是非食べたいです。


篠島の東岸を南に向けて歩きます。沖には対岸の渥美半島がみえました。写真右側の高台に登り、廃校となった小学校がありますが、ここが津波の避難地域になっているようです。

その高台から見た砂浜です。800m続く砂浜ですが、かなり暑い日でしたが海水浴客はいませんでした。海開きがまだなのでしょうか。


篠島の集落内。細い路地の向こうに猫がこちらをみていました。


集落を抜け、砂浜に面した東側の海岸通りに出ました。旅館などの送迎車を除き、ほとんどのクルマが軽自動車です。よーく見ると、みなさんシートベルトをしていませんが、温かい目で見ましょう。ここは昭和の時間が流れているようです(いい意味で)。


篠島の南岸は自動車の通れる道路はなく、登山道のようになっています。沖合に小島があり、はるか向こうには紀伊半島の伊勢・鳥羽あたりが見えています。美しい海。ここでは時間の流れがゆっくりしています。


14時発の高速船で、お隣の日間賀島・西港に到着しました。このあと、篠島出身の師崎の寺下民宿の女将さんに聞いたのですが、昔は観光客は、篠島7、日間賀島3の割合だったのが、いまでは3:7と逆転しているそうです。たしかに港周辺には若者を中心にした観光客がたくさんいました。

半時計まわりで島を一周します。すると、たこの駐在所が見えてきました。数十年前に出た私の幼稚園には「タコの滑り台」がありましたが、ここでは警察もたこのようです(笑)


日間賀島の南岸。向こうに篠島がみえます。ところどころ、こんな屋根付きベンチがあり、外国人女性が本を読んでいました。時間がゆっくり流れていきます。


日間賀島の東港近くの海岸です。向こうには佐久島がみえており、さらに奥には本州の山岳がみえています。この次は佐久島に行ってみたいですね。


日間賀島東端にはハイジのブランコがあります。その向こうには佐久島が見えています。


歩き疲れたとき、北港近くにある、かねひこ水産がありました。ここでタコ串揚げと冷たいエナジードリンクを飲みました。海の家的な、いい感じのお店ですね。気分はすっかり真夏モードです。


北港のゴミステーションです。バイクの2人乗り禁止とありますが、実際に走っている二輪車はほぼすべてが原付一種、すなわち50ccで、そのほとんどがノーヘルです。小さな子供を前に乗せるなど、2人乗りも何台か見かけました。島の交通文化なのでしょうが、愛知県警は何をやっているんだと思いますね。篠島もそうでしたが、治外法権なのかもしれません。しかし、そうだとしたらこういう事例を見るにつけ、警察というのはまともな機関じゃないと考えてしまいます。


日間賀島西港。とにかく観光客が多いです。私は島を歩いて一周しましたが、山がちな篠島と違い、簡単に歩けます。レンタルサイクルを借りてもいいのですね。


16時15分の高速船が近づいてきました。楽しかった島の一日も終わりを告げます。おそらくもう一度訪れると思いますが、その時は泊まりできたいと思います。そして、篠島か日間賀島か、どちらに泊まるかといえば篠島でしょう。

こちらのブログでもブログ主の感じたことが描かれておりますが、日間賀島はあか抜けた観光地になってしまい、とにかく観光客が多いのが都会の日常を思わせてしまうのです。つまり非日常ではない。そして篠島から船で日間賀島に降り立った時の、あの喧騒の雰囲気は、おそらくこのブログ主さんが感じたような「治安の悪さ」と感じるのと同じものなのでしょう。

ということで、次は篠島の海の見える宿泊施設に泊まることにします。


師崎港では、1年前の宿泊した寺下民宿を覗いてみました。食事だけでもOKのお店で、すでに明るいうちから飲んで出来上がった釣り客がいました。私は大アサリを食べましたが、つまみ的な要素もあって、美味しいですね。ビールを飲めないのが残念でした。


ここから自宅までは約200km。この非日常ともいよいよお別れとなります。


伊勢湾岸道の湾岸長島パーキングエリアで休憩です。少し寒くなってきました。レインウェアの上着だけを羽織ったら、だいぶ寒さが緩和されました。最後の気力を振り絞ってラストランとなります。