2016年8月14日日曜日

ヤマハ・トリシティの試乗をしました

ヤマハXV1900CUレイダー2013年型を、昨年11月に手に入れてから初めてのエンジンオイル交換をおこなうことにしました。すでに購入以降、9か月2500kmを走った段階で、エレメントと併せての交換となります。ちなみにレイダーのオイル給油口はシートの下にあります。

行きつけのYSP枚方南は自宅から1時間少々。生野2りんかんに立ち寄った後、内環状線と守口からの国道1号、170号と進んで向かってみました。高価な化学合成油であるYAMALUBE プレミアムを4.5リットル、エレメントと合わせての交換工賃込みで12,474円です。これを安いと考えるか高いと考えるか、ですが、YSPの工賃は非常に良心的な価格設定で、オイル交換工賃が500円、エレメント交換工賃が500円と、あわせてたったの1000円なのです。BMW K1200RSに乗っていたときは、BMW Motorrad正規代理店で、26,000円、うち工賃のみ14,000円ほどかかったことを考えれば、安いものです。もっとも、BMWの場合はギアオイルとドライブシャフトオイルが別で、これらも込みの工賃でしたが。

さて、オイル交換が終わり、先日来、気になっている3輪バイク、トリシティの試乗をさせていただきました。実はトリシティの試乗は2回目なのですが、前回は2014年の発売直後に乗ったのです。この時の印象も悪くなかったのですが、どれだけ安定感があるのか、よく覚えていないのでした。そこで今回は、購入を本格的に考慮したうえでの試乗を行うことにしました。ワクワクします。


全体に、この三輪車を乗りこなすのはたやすく、二輪と変わりありませんが、コーナリングは圧倒的な安定感がある以上に、狙ったコーナーをトレースしようとしても、ワンテンポ遅れてコーナリングが始まるのです。スラロームのようにくねくね走ってみると、その感覚がわかります。ちなみに自立はしません。信号待ちでは足をついて支える必要があり、これは二輪と同じです。欲を言えば、自立してほしかったです。出発から目的地まで、一度も地面に足をつけることなく移動できたら、なにかうれしい感じがするからです。

レッグスペースの狭さも気になりますが、これは前輪が2つあることで仕方がないのかもしれません。まもなく登場するといわれる155ccバージョンですと、フロントにポケットがあるようですが、125ccにもつけてほしいですね。そしてスクーターでは一般的な装備であるシート下のスペースは、20リットルとミニマムです。アドレスV125とさほど変わりありません。リアキャリアにボックスをつけて積載性をアップしないと、実用性は高くありません。

というわけで、大柄な車体がネックになりますが、250ccスクーター以上の重量感と、絶対的な安定性が異次元の乗り物だと思わせてくれます。ヤマハも「倒れない」とまでの表現はしないまでも、「倒れにくい」ということで、ようやくCM解禁になったようです。