2016年1月31日日曜日

焼肉ワンカルビ

初めて、ワンカルビなる焼肉チェーン店に行きました。120分食べ放題コースと、一品ずつ注文するコースの2つがあるのですが、今回は後者を選びました。

食べ放題コースについては、50代以上は少々安くなりますが、それでもデザート1品選べて3,000円というのは、こちらの食べ具合と比べると微妙なところです。食べ過ぎてカロリーオーバーになり、明日の成人病につながるかもしれませんし。

注文したのは下の写真にある店名と同じワンカルビ。これはおいしいので2つを追加注文、全部で3つを食べました。肉のさくに切り身を入れたもので、このまま焼き、ハサミで切って食べます。730円ですが、このコストパフォーマンスはなかなかです。ロースより絶対にうまい?かもしれません。今回はハラミは注文しませんでした。

食べ終えてわかったことといえば、このお店がどうして繁盛しているのかが、とても良く理解できたということです。



インディアン・スカウトに試乗

屋外でアマチュア無線を楽しむときに使うために買った、大自工業のポータブルバッテリー、SG-3000DX。内蔵するシールド・バッテリーの残量が少なくなってしまいました。新しいモデルに買い換えるには1万数千円の出費が必要ですので、内臓バッテリーだけを交換することにして、Amazonで3,000円台の同型バッテリーを購入、昨日届いたので、さっそく交換してみました。ポータブルバッテリーは新品同様に蘇り、これでまた無線の移動運用が楽しめます。

Amazon メルテック ポータブルバッテリー SG-3000DX(生産中止モデル)

そこで、交換した古いバッテリーの処分に困るのですが、幸いなことに自宅からバイクで30分ほどのところに、無料で引き取ってくれる会社があり、そこにアドレスV125のシート下に積んで出かけることにしました。前回はアドレスの交換した古いバッテリーも持って来たのです。「そこに置いておいてください」とだけ言われ、それだけで用がたりるのがありがたいです。

さて、せっかくカットビ系原付二種の雄、アドレスV125で出かけてきたのですから、もう少し足を伸ばしてみたくなりました。大阪府南部は見知らぬ土地です。羽曳野市から国道170号バイパスを富田林市方面に向かいましたが、富田林市の南海部品より南には行ったたことがありません。今回はさらに河内長野市方面に進みます。噂には聞いていたのですが、ほぼ片側2車線のこの道路、原付二種で走るには十分な、準高速道路と呼ぶべき快適なハイウェイです。河内長野の市街地でロードサイド型の店舗が林立していますが、いったん郊外区間に入ると、関東の道でたとえれば、無料の保土ヶ谷バイパスのように、信号のない区間が長いです。

しばらく走ると、岸和田市の郊外に到達しました。岸和田市は大阪湾から和歌山県境の山岳までを占めています。信号待ちをしていますと、ハーレーダビッドソンの中古車販売で有名な「単車屋吉田」が見えてきました。実は、昨年3月からハーレーの正規代理店ではなく、インディアンとヴィクトリーという、アメリカの「非ハーレー」ブランドを扱うショップとなっているようです。これらのメーカーは、ハーレーダビッドソンのライバルということになり、ハーレーオーナーとしても興味津々なのですが、これまで接する機会がほとんどなく、未知のアメリカ製モーターサイクルということになります。

単車屋吉田のホームページ


すでにスポーツスターとヤマハXV1900CUレイダーという2台のアメリカン(クルーザー)を所有しているため、もちろん今すぐ買うという対象ではありませんが、向学のためにインディアンというモーターサイクルを知る必要がありました。店内をうろうろしていると、上の写真の「インディアン・スカウト」を前に、とてもフレンドリーな社長さんが、ぜひ試乗してください、と勧めてくるのです。

転倒のリスクがある二輪の試乗は、四輪に比べて精神的ハードルが高いです。それでも、足つき性の良いスポーツスターと体躯がほとんど変わりないスカウト、おそらく乗れるとは思いますが、一瞬たじろいだものの、せっかくだからと試乗を申し込むことにしました。そこに至るまでまだ一度も跨ってすらいませんが、足つき性はとても良く思えます。原付並みの足つき性であるスーパーローよりも良好に思えました。足が地面に着地しないことによる恐怖心は、ほぼゼロと考えてよいでしょう。


スタイルはだいぶ個性的です。水冷2気筒エンジン。ラジエーターを包むように、アルミフレームが造形されています。その機能美には驚くほかありません。アメリカンはスタイル優先ですから、水冷エンジンを搭載してもフィンを持つことが多いのですが、このエンジンには虚飾といえるフィンはなく、シリンダーヘッド回りがメッキ調で、個性と優雅さを両立しているようです。

シングルシートの後方には、存在感の大きなリア・フェンダーがありますが、エッジを効かせた曲線の使い方が好印象です。これは前述のラジエーター周りやタンクの造形にも言えますが、見下ろすタンクの形状は、ネイキッドバイクを思わせます。アメリカンに乗っているという視覚的効果が乏しいのは、ちょっぴりマイナスかもしれません。

インジェクションの位置にキーシリンダーが位置しています。メーターはハンドルにぶら下がるように取り付けられていますが、ちょうどハーレー・ダビッドソンFSXBブレイクアウトと同じような印象を受けます。ウインカーは国産車一般と同様、左に集約され、ハーレーに標準装備されるオート・キャンセラーはありません。国産車から乗り換えるに新たな作法はいらない、ということです。

しかし、ハンドル回りのプラスチックが、ちょっと安っぽい印象を受けます。安い原付のプラスチック、ちょうどモンキーあたりとかぶります。この点だけが、この日に受けた唯一のマイナス点だと思います。


サイドスタンドには、ハーレー標準装備のストッパーはないようで、国産車と変わりないようです。おそらくオプションと思われる転倒時の衝撃を回避するエンジンガードが装備されていましたが、スポーツスターのものと違って小ぶりなのがマルです。

ステップの位置はフォワード・コントロールと呼ばれる前方に位置するもので、これは愛車レイダーと同じです。ハンドルは私の身長ですと、腕が水平よりやや下向きになります。スポーツスターやレイダーがほぼ水平であるのにたいし、わずかだがネイキッドバイクに近いポジションになります。ただし、足はフォワードコントロールですから、体を「くの字」に曲げる独特のポジションとなり、長距離では辛いものがあるかもしれません。腕がやや下向きということで、足と手の距離が近い、独特のポジションです。このポジション、私は嫌いではありません。アメリカンらしさを身を持って体感できるからです。


セルボタンは一発、というよりも一瞬ONにするだけでエンジンが確実に始動します。これはスズキGSX-S750にも装備されているもので、押し続ける必要がありません。イージースタートシステムですが、これはありがたい現代的装備の一つでしょう。

低速トルクがあるのか、クラッチミートに神経を使うことはありません。あっけなく発進します。アクセルをあおると怒涛の加速が始まり、私は次々シフトアップしたくなりますが、本来は我慢したほうがいいのでしょう。スポーツ車に比べて若干、シフトの上げ下げの距離はあります。逆に、それが確実なシフト操作を実感させてくれ、操る喜びを高めてくれます。

3速で80km/hに軽々到達しますが、そこは6速までシフトアップして、クルージングモードに入ります。タコメーターがデジタル表示されるのはギミックですが、なかなかいいですね。ですが、米国のマイル表示から日本仕様でkm/h表示になっているためか、常に「km/h」という文字が青く煌々と光っているのはいただけません。

加速時でも、体を伏せて空気の壁と格闘する、という感じはしません。そのままのポジションで、空気の壁を破壊しながら進む感じがします。シートのホールド感もいいですね。尻が落ち着いて滑る感じがしないんです。


道の駅いずみ山愛の里では、上の写真のように駐車し、このあとスイッチバックのように取り回ししてみましたが、とても軽いです。253kgの車重はスーパーローの260kgより7kgだけ軽いだけですが、リッターバイクと400ccぐらいの差を感じました。この軽さであれば、疲れた旅先での取り回しに苦労しないと思います。こういうポイント、重要です。

また、ハーレーダビッドソンにありがちな、ギアがニュートラルに入りにくい、ということは皆無です。国産車同様、操作性の硬さは一切ありません。車体そのものも軽ければ、操作系の軽さも特筆に値します。操作系は国産のレイダーにも通じる優しさを感じます。

今回の試乗コースは準ハイウェイ的な幹線道路だけだったため、ワインディングがなく、ハンドリングを評価するには至りませんでした。しかし、どちらかと言えばネイキッドに近いハンドリングではないかと推測できます。それは、ハーレーやレイダーと比べても、フロントフォークが立っているのです(キャスター角)。そのため、アメリカンバイク一般よりも、ワンディングを楽しめる味付けになっていると思われました。


(単車屋吉田さんに送ったメール)

昨日、インディアン・スカウトの試乗をさせていただいだきました。ありがとうございます、とても貴重な体験ができました。

またがりもせずに試乗となったわけですが(笑)、まず感じたのは軽さ、そして足つき性も含めたポジションのコンパクトなところです。くの字型での姿勢となるフォワードコントロールには若干の窮屈さもありますが、この独特なポジションは、どこか以前に試乗したロードホッパーに近いものを感じました。

フォワードコントロールということもあってステップの地上高が確保され、そもそも最低地上高があるのか、バンク角がかなり確保されているようです。これは他のアメリカン、とくに私が所有するXL883Lとは大きな違いです。ふだんはタンデムでのツーリングがメインですが、年に2回ほどの職場有志でのマス・ツーリングでも、これなら他車から後れを取らずに走れそうです。

エンジンに感じた印象ですが、低回転でトコトコ走るのもVツイン独自のパルス感がある一方、高回転を多用したワイルドな走りは、これがクルーザー(アメリカン)であることを忘れてしまうほどです。社長さんに勧められた6000回転以上はほとんど回せませんでしたが、低いギアで怒涛の加速をみせるときに、ものすごいパワーの塊を感じました。80km/h時の回転が2600rpmぐらいでしょうか、この手のアメリカンにしてはローギヤード(回転高め)かと思われました。高回転に面白さがあるというキャラクターを出しているようです。

道の駅いずみ山愛の里ではいったん停車し、取り回しでバックしたりしてみたのですが、260kgのスポーツスターよりはるかに軽く扱え、これならツーリング先で疲れた時でもストレスなく扱えそうでした。

願わくば、タンデムシートをつけたところがみたかったです。積載性を増やせば、ゴキゲンのツーリング・マシンにもなりそうですね。

正直、いま883に乗ってさえしなければジャストミートで買いだと思いました。それだけが残念です。。。

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