2017年7月14日金曜日

ハーレー乗車時の注意点

自動車教習所で行われるハーレー試乗会で883に乗ってくるという友人から、試乗時の注意点を訊かれたので、次のように答えました。

883、1200ともにスポーツスターに共通する、俺にとって最大のネックは、「ギアがニュートラルに入りにくいこと」だ。停止する直前、走っているときには比較的入りやすいが、信号待ちなどの停止時にニュートラルに入れようと思うと、1速と2速の間を行ったり来たりする。2速に入れた状態で、かかとを使って「コツン!」と軽くペダルをたたくようにするとニュートラルランプがついて入ったのが確認できる。これだ。

この「ニュートラルに入りにくい」というのは、ダイナやツーリングファミリーといった大型モデルにも多少は出現する。先日乗ったスポーツスターのXL1200CXロードスターもそうだったし、昨年乗ったトライグライドウルトラでもそうだ。「ハーレーの伝統」と言ってもいいかもしれない(笑

それと注意点というほどでもないが、ウインカのボタンは左右で独立している。曲がり終わった後はクルマと同様にオートキャンセラーが働いて自動的に消灯している。間違ってウインカを押してしまったときには、出ている方向と同じ側のボタンを押せば消える。これは知っていると思うけど。

スポーツスターならば足つき性はどのモデルも良好だし、特に注意点はない。ハンドルの切れ角は大きいので、意外とUターンもしやすい。ただし、ステップの位置がアメリカンバイク共通の低めであること、ステップが左右に意外とせり出していることもあり、「寝かして曲がる」と低速でもステップをこすってしまうことがある。俺の乗っているXL883Lスーパーローはこれが最悪だ。XL883Nアイアンならば多少はOKだと思う。こればっかりはモデル差があるね。