2017年10月17日火曜日

2017 YSPツーリングは奥飛騨へ

今年もやってきた、YSP(ヤマハスポーツプラザ、ヤマハ二輪のディーラー)主催のツーリング。明朝の集合時間が早いので、滋賀県大津市のホテルに前泊。バイクは玄関前のこんな場所に停めてくれと厳密に指定されたが、ちょっと大胆すぎないか。このビジネスホテル、大津インターまですぐそばで、利便性が高い。


土日の予報はいずれも雨。でもどうか降らないでほしい。 朝7時に集合場所の名神高速道路・草津パーキングエリアから養老サービスエリアへ。養老サービスエリアでは同世代?のライダーとコミュニケーションをとった。


関西に越してからバイクで岐阜・愛知以東に来たのは実は初めて。日本一面積の大きな市町村である岐阜県高山市。香川県や大阪府よりも大きく、島しょを除く東京都より広い。そこでは平地より早く紅葉が始まっていた。東海北陸自動車道・郡上八幡インターチェンジで降りて、せせらぎ街道を高山市の中心部に向かう途中、道の駅パスカル清見にて。


スタッフが駆る新型TMAX530。スクーターといえばスクーターだが、オートマチックスポーツと呼ぶべきバイクである。



初日の昼食は高山市清見町のせせらぎ街道沿いにある、そば処清見庵おおくら。手打ちそばをいただいた。YSPスタッフの皆さんは、最新モデルに分乗してツーリングを統率してくれる。広報用?のMT-10。


高山市のガソリンスタンドにて。ここまでの燃費は、高速道路がメインで過去最高の23.9km/l。この時点では日が照り付け、むしろ汗ばむほどの暑さだったが、この後の乗鞍岳で真冬の寒さに。同じ市内で四季が逆転した感。


ヤマハの最新モデルを駆るYSPスタッフたち。手前から、YZF-R3、MT-09、セロー。


宿泊は奥飛騨・平湯温泉の岡田旅館和楽亭。到着してしばらく休憩し、14時20分に貸し切りバスに乗り換え、乗鞍岳畳平の駐車場(標高2702m)に向かう。乗鞍スカイラインはマイカー規制され、一般車は走ることができない。ただし、自転車はよいとのこと。

畳平からは、お手軽登山で魔王岳(標高2764m)まで登ってみた。10分ほどで山頂まで行ける。そこから南をむけば、乗鞍岳主峰の剣ヶ峰(3026m)が見える。16時の時点で畳平の気温は3度で、素手だと痛いぐらい寒い。魔王岳は畳平では一番気軽に登れる山。何年か前、畳平駐車場にクマが出て人を襲った事件があったことを思い出したので、さきほど調べたら、この魔王岳の中腹から出現したとのこと。しかも、このあと土産をかった店が、クマが店内に入った店だという。知って驚いた。


マイカー規制される以前の10数年前、自家用車で来たことはあったが、その時は雲の中で一切景色が見えなかったことだけを記憶している。雨の予想だった昨日、日が西に傾くころ、山々を覆っていた雲が消え、神々しい穂高連峰と槍がその姿を現した。みんなとツーリングに来てほんとうによかった。


YSPツーリング恒例の大宴会。飛騨牛のすき焼きをいただいた。霜降り肉は口の中でとろける感覚。翌朝、みなさんグダグダに。3時まで飲んでいた強者も。


駐車場に停められたYSPツーリングのバイクたち。左のレッカー車ですが、今年はお店のマネージャーが運転担当だ。万一の時に備えてくれ、本当にありがたく頼もしい。BMWやカワサキ、スズキも混ざっているが、ほとんどヤマハ車で、すべてYSP寝屋川あるいは枚方南のお客さんだ。


2日目は朝から雨。早朝には見えていた穂高連峰の山頂も、すっかり雲に覆われてしまった。予定されていた新穂高ロープウェイはキャンセル。安房トンネルをくぐり、梓川ダムで南に進路を変更し、旧奈川村を経由して大桑村の道の駅で休憩。長野県のあちこちを巡った私だが、実は木曽国道を走るのは初めてである。

雨の木曽路を走る。



昼食は妻籠宿(つまごじゅく)での自由行動。雨のためか、観光客もまばら。2007年、父が亡くなった年に一緒に来て以来10年ぶりの宿場町だ。


YSPツーリングの一コマ。中津川市のガソリンスタンドで、私を除くすべての参加者が給油したようだ。私はここから105km先の次の集合場所、名神高速道路・養老SAで給油。



解散前の最後の集合場所、名神高速道路・養老サービスエリア。雨は本格的に降り続けている。新旧FJR1300ASが並んだ。オーナーから聞けば、クラッチ操作から解放され、エンストのリスクがなく、一度体験するとクラッチ操作に戻りたくないとのこと。減速で1速に戻り、渋滞はすこぶるラクだという。ただし、半クラッチの感覚がわからず、リアブレーキを併用して行うが、クラッチ車よりUターンしづらいとのこと。

16時28分、解散場所の草津サービスエリアに到着。レイダーは高速道路は得意であるが、90km/h以上では逆に不快になし、雨もあるので、私は80km/h強ほどのマイペースでみんなからは遅れて到着。このあとセローに乗る若手スタッフが到着。さらにここから85kmほどの自宅に帰る。もっぱらソロツーリングが専門の私だが、たまには大勢のツーリングも悪くない。あらたな人間関係の構築もできる。前泊を含む3日間の総走行距離は780km。