2016年5月16日月曜日

新規開店したバイクワールド伊川谷店、淡路SAへ

それにしても、1年でバイクに乗れるシーズンは長くないですね。こちら関西はもう暑くなってきています。初夏と真夏の中間、といった感すらあります。昼間は夏日である25度を軽く超え、アスファルトの上は半灼熱モードといった感じです。

さて、昨日日曜日はXV1900CUレイダーで一日ふらっとショートツーリングにでかけてみました。まずは大阪府枚方市へ。いつもなら高速道路を使うところですし、暑かったので早く到着したいという思いもありましたが、今シーズン初めて夏用メッシュジャケットを着ましたので、下道でも走れば涼しかろう、と思ったのです。ところが、後で紹介するウインドシールドのためか、あまり風が体に当たらないんですね。この点が誤算でした。

YSP枚方南はレイダーを購入した店ですが、同じ枚方市内にはYSP枚方というお店があり、こちらに気になるMT-09 2015年モデルの中古車があるとのことで、出かけてみました。MT-09の写真は撮りませんでしたが、去年、一日レンタルして、モタードにも近い乗車ポジションと、そのゴキゲンな乗り味が忘れられず、そろそろ「物欲病」が出始めたのでした。いやなに、もちろんレイダーは売却しませんし、ハーレー883も手放しません。3台目のビッグバイクとして考え始めたのです。人生一度きりですからね、すきなオートバイに乗って死にたいです。

ヤマハ MT-09

いやなに、先日はポルシェだベンツのオープンカーだと、お買い得感のある良質中古外車を求め、Goo-netを貪るように検索していたのですが、いろいろ考えますと、やはり2輪に惹かれますね。大きな月極めガレージには、あと2台ぐらいは余裕で収納できるのです。せっかく借りているので、無駄にしたくありません←乗っている暇がないともいいます。


そしてYSP枚方南へ。何か用事がないのに訪れたのは初めてなのですが、写真をよく見ていただければお分かりのように、先月、フロントにヤマハ純正ウインドシールドを取り付けたのでした。国内に在庫がなく、米国から取り寄せなければなりませんでした。

このウインドシールドには小型と大型の二つの製品があり、こちらは大型のものです。デタッチャブル式、すなわち取り外しが可能というのがミソです。大きなウインドシールドが似合うかどうか、現物を取り付けてもらうまで心配だったのですが、きわめてスタイリッシュな製品です。高速道路では風圧との格闘になっていましたが、こいつの風防効果は高く、風のストレスからかなり開放されたと思います。しかし、前述のように暑い日には外して走るべきだと思いました。

こちらの店には250ccのオフロードバイク、ヤマハ・セローの中古車が置いてあり、震災時の緊急移動用に買おうかなとも考えましたが、MT-09より衝動買いしそうでしたが、すんでのところで止めておきました。危ない危ない。ちなみにセローは中古市場でも価格の下落がなく、常に高止まりとのことでした。



お店のスタッフと話しこみましたが、セローは大型バイクを持っているユーザーが、セカンドバイクとして買うというケースが実に多いとのことでした。若者の場合はセロー1台ということも多いようですが、中高年のビッグバイクライダーには、セローは魅力的な「ちょっとそこまで」用やお遊びバイクに映るんでしょうね。もっとも、セローを手にするとセローにしか乗らなくなり、大型バイクの出番が少なくなるそうです。そういえば先日、角島で出会った神奈川からセローできたライダーも、大型バイクを持っているとのことでした。


このあと名神高速を経て神戸市の西部に向かうのですが、燃料残量警告灯が点灯し、給油することにしました。満タン法で燃費は19.8km/lと今回もまた良好なデータを出しました。1900ccという巨大なエンジンを搭載しているものの、4気筒に比べて2気筒は燃費がよい上に、太いトルクで低い回転で高速巡航ができますから、燃費が意外と良いようです。

近畿道の摂津南インターから入り、吹田ジャンクションから名神高速、西宮ジャンクションから阪神高速と続いて第二神明道へ。神戸市西区に新規開店したバイクワールド伊川谷店に向かいます。ここはバイク用品店ですが、ネットで4月にオープンしたのを知り、向かってみましたが、正確な場所を覚えていません。神戸市西区というまでは覚えていましたが、とりあえず3文字のインターチェンジを降りて西に向かえばいいか、と適当に走りましたら、ありました。ちなみに3文字のインターチェンジとは「大蔵谷」です。関東の人間にとっては、未知の地名がゴロゴロしていますし、神戸市の西区が垂水区よりも西にあって、標準時子午線で有名な明石市が、西区の南側の海沿いに位置しているのを初めて知りました。神戸市は予想以上に広いです(横浜市より広く東京23区より狭い)。

お店に入って驚くのが、レディースコーナーの充実ぶり。入って左手奥を大きく占拠しており、そこに入るには、通勤電車の女性専用車に入るような罪悪感があります。彼女に頼まれたから買いにきた、と言えば免罪?されるのでしょうか?w 国内最大級レディースコーナーは看板に偽りなしですね。最近、女性ライダー雑誌なども登場し、女性向けのバイク市場がますます大きくなると思います。


ここで特に何を買うという目的はなかったのですが、KOMINEの新製品、胸部プロテクタと脊椎パッドが一体化されたプロテクタをチョッピリ衝動買いしてしました(画像は拝借、サイズはM)。税込み5,940円なり。安全には代えられません。

わたしは頚椎の手術を受けており、事故に遭遇した場合、より低い外力で脊椎がダメージを受けると思うので、こういうプロテクターは必須なのです。もちろん、着るエアバッグであるヒットエアーは常に装着しています。




続いて明石海峡大橋をわたり、淡路サービスエリアへ。名阪国道の針TRSなどと並び、関西のバイク乗りが休日に集合するところという噂を聞き、駆けつけてみました。なにせ、レイダーは「見せびらかすバイク」ですからね。

残念ながら、この下り線にはバイクはあまり多くなく、この後立ち寄った上り線SAに大勢がたむろしていました。


今回のツーリング、上の写真のように、荷物を積むのはリアシートに取り付けたシートバッグだけです。これはFZ1フェザーに取り付けるために買ったモノなのですが、バックレスト(背もたれ)のステー(柱に相当する金属部分)にバックルを取り付け、前方はシートベルトに挟みこむことで、シートに固定することができました。ここで淡路牛のレトルトカレーや、留美おばぁちゃんのうどんを土産に買ったのですが、このシートバッグは可変容量式ですので、難なく積み込むことができました。

そしてなんと!この淡路SAでは、自分(男)一人で観覧車に乗りました。大人600円、12分の空中散歩です。この淡路インターチェンジはサービスエリアと一体化しており、一般道に下りずにここでUターンして神戸方面に帰ることができます。今回、そうしました。


明石海峡大橋方面(北西)を望みます。橋脚間は1.9kmある、世界一長いつり橋です。橋脚の高さは300mで、東京タワー(333m)に匹敵します。サンフランシスコの金門橋(ゴールデン・ゲート・ブリッジ)は目じゃありませんね。行ったことありませんが(笑)




観覧車に乗るのは一昨年のロンドン以来ですが、一人で乗ったのは生まれて初めてです。おっさんが一人で乗るものじゃないとは思いながらも、かなりの高所から明石海峡を見下ろせるのは優越感がありました。大阪湾の向こうは霞んで見えませんでしたが。たまにはこんな体験も良いものですね。

下りのSAに少し立ち寄った後、まだ十分明るいうちに家路につきました。

本日の走行距離:239.2km