2018年6月28日木曜日

文筆家の辰巳渚さんがバイク事故で亡くなりました

文筆家の辰巳渚さん(52歳、本名・加藤木綿子)が、群馬県軽井沢町の国道146号で大型バイクを運転中(調べるとドカティのパニガーレ959の様子)、対向してきた軽自動車と正面衝突して亡くなったそうです。

事故を報じたニュースとGoogle Street Viewを合わせて分析してみました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180626/1010003776.html

辰巳さんは旦那さんの大型バイク(ドカティ・スーパースポーツの様子)と2台で軽井沢から北軽井沢方面に走行中だったそうです。その結果、現場は登り2車線(左側は登坂車線)下り1車線で、辰巳さんが対向車線にはみ出して衝突した様子が、上記のNHK動画からわかります。

ここは見通しの悪いカーブが続くところですが、バイクならば平均速度をあげたくなる絶好のワインディングです。おそらく旦那さんが先を走り、昨年バイクの免許(普通二輪免許)を取ったばかりという辰巳さんが後をついてゆく形になったんだと推測します(お二人は2か月前に同時に大型二輪免許を取得されたようです)。

バイクの事故は単独ツーリングより2台以上のツーリングの時に起こりやすいとされています。今回の場合、旦那さんのペースについてゆこうとしたのでしょう。それで左カーブを右に膨らんだと想像しました。

このような状況の場合、私が二輪を運転するならば、原則として左側の登坂車線を走行します。本来は右側の走行車線を走るべきですが、日本では、このおかしな「センターライン側を走行車線する」という制度が存在しています。本来は、左を走行車線とし、速度があげられない車がいるときに、右側を「追い越し車線」として存在させるべきだと思います。対面通行の高速道路にみる、右側追い越し車線を、このような坂道の道路にも適応すべきでしょう。

そして、バイクはライダーが見た方向に進むという特性を熟知するべきで、去年免許を取ったばかりなのに大型に乗ってしまっている彼女は、そういう経験不足からくるものが大きかったと思います。このようなカーブでは、先を先を見るべきだったのです。

二輪経験の浅いところにきて、ドゥカティ・パニガーレ959という高性能バイクが加わり、事故につながったとも考えます。

辰巳さんのご冥福をお祈りいたします。